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2002年09月02日

9月議会スタート!

 学校は夏休みも終わり!今日の駅頭遊説では自由研究で作った工作などを抱えた子どもたちに出会いました。駅前も活気がありました。
 今日から定例会が始まりました。この議会では一般質問をする議員は25名で一日5人ずつ登壇します。5人というのはとてもハード。朝10時からスタートしてみっちり17時まで。一般質問のやりとりは、質問者と理事者側だけの会話になってしまうこともあり、それを黙ったまま聞いているのはそんなに楽ではありません。けれども私にとっては、見聞きすること全てが初めて!で、先輩議員の考え方などをわかりたいなあと、睡魔と戦っています。今日は公明党と日本共産党の議員の質問だけで、この2つの会派は互いに牽制しあうので、時に議場が盛り上がります。こういう場面の渦中にいる自分に滑稽さを感じるわけですが、でも「野次」がある方がちょっぴり議場が面白みを増すことも確かです。
 それにしても多摩市の中には本当にたくさんの問題が山積みだと思います。今日はとりわけ多摩センター駅前の駐車場問題が私の中では「なんとかしなくちゃ!」の一番目にランクインです。多摩センター駅周辺は今、活性化をしようと様々なしかけを講じているところですが、そごうの撤退、それ以前に駅周辺そのものに魅力がない・・・ためなかなか集客が出来ません。それは駅周辺の駐車場利用台数を見ても明らかで、平成9年では250万台だったのに平成13年に約170万台に激減しているのです。何が問題かというと、駐車場整備にあたっては「多摩方式」と呼ばれるやりかたで約5000台分確保を目標にしてきたわけで(現在は2900台くらい整備済)、土地の買収その他、駐車場の整備管理が委託されている新都市公社の抱える負債は莫大であるのです。公社には多摩市も年間5000万ほど出資をしています。この負債を抱えて、今後どうしていくのか?莫大な赤字解消に向けてどういう対策を考えているのか?について厳しい指摘がいくつも飛びました。その中でもびっくりしたのは公社には理事と呼ばれる天下り(建設省のOB)がいるそうで、その方の人件費がなんと年間1700万円(これでも始めの頃の2000万円よりも減っている)だそう。おまけにそのような待遇の人が2名在籍しているのです。公社には公団の職員なども出向しているそうですが、彼らのお給料は公団が責任を持っている…これは当然で、天下りの理事たちの分は公社が負担をしている…ということは多摩市が出資している5000万のうち半分は理事らの人件費に化けているかもしれないのです。これには信じられなくて、驚きすぎました。
 多摩市として駅周辺の整備をどうするのか?駐車場を含め考えて見た時、公社の抱える負債の解消に向けて、きちんと指導をする必要もあると思いました。「公団の撤退」が決まっている中で、質問者も「公団を逃がさないで!」と再三再度主張していましたが、私もまったくその通りだと思いました。ニュータウンが今になり多摩市の負の遺産になりそうな危機をどうやって乗り越えていくのか?ここ数年が勝負なのです。

投稿者 hisaka : 2002年09月02日

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