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2007年07月31日

唐木田コミニュティセンター

 唐木田コミュニティセンターの建設がいよいよ動きはじめました。公式ホームページにも実施設計事業者の募集について告知されています。

 以下、業界紙(建通新聞)より・・・。

■ 【東京】唐木田CC、公募型プロポで特定 多摩市(07/30)

■  多摩市は、(仮称)唐木田コミュニティセンター新築の実施設計を行う事業者を公募型プロポーザル方式で特定する。提案書の書類審査とヒアリングの2段階審査を行い、候補者を選定する。参加希望者は8月10日までに参加表明書を提出する。予定価格は2798万5000円(税抜き)の範囲内。
 同センターは、市民のコミュニティ形成の拠点施設と位置付け、指定管理者が運営する施設となる。当初、2006年度の開設を目指して事業計画されたが、04年2月に策定した行財政再構築プランにより事業が繰り延べになっていた。
 施設はコミュニティセンター、児童館、学童クラブ、図書館の機能を持つ複合施設として基本設計まで出来ているが、社会ニーズの変化などを踏まえて学童クラブの設置は取り止め、子育て広場的機能と中・高校生向け機能の充実を図ることとした。今回のプロポでは、基本設計の機能とコスト分析を実施し、ライフサイクルコストを含めて高品質な設計への最適化を図る。
 今後のスケジュールは、7月30日に実施要領をホームページに掲載し、基本設計書を8月7日~8月13日まで閲覧する。質疑書の回答を踏まえ、9月12日までに提案書を提出する。10月2日に1次審査の結果を通知し、10月16日に二次審査(ヒアリング)を実施。10月16日に2次審査結果を通知し、11月9日に契約を結ぶ予定だ。
 技術提案書には、▽基本設計の課題・制約条件の抽出と提案▽基本コンセプトの主旨を具現化するための再構築提案▽「児童館庭園」「コミセン広場」の効果的な広場機能のあり方と手法提案▽建設費、ライフサイクルコストの軽減対策提案▽設計にあたって市民協働で進めるための考え方とプロセスについて―を提案する。
 施設規模は、延べ2600平方㍍(自転車置場を除く)とし、建物の階層は3層までとする。建設総額目標は約10億円としている。参加資格要件は、東京都・神奈川県に本社または支社があることや指名停止処分を受けていないことなど。実施設計の期間は08年12月26日まで。

(2007/07/30)

 建設総額目標が約10億円。必要なところには税金を使って当然とは言え、そして、もちろん私も予算に賛成してきた立場とは言え・・・この金額の大きさになぜかため息をついてしまいました。

 先般の議会では和田地域のコミュニティセンターのことも話題になっていましたが、和田地域にはもともと区画整理地内にコミュニティセンター用地が確保してあったにも関わらず、建設の動きが今のところ見られないのが現状。にも関わらず、唐木田の場合は都市再生機構様より新たに土地購入を行い、いざ建設へ・・・・。

 和田地域の土地は青々と雑草が育って「塩漬け」されている?!


 唐木田コミュニティセンターについても、行財政診断白書、行財政再構築プランの流れにおいては一度は凍結されていたものの、市長が2期目になってからの動きは軽やかで、ホップ・ステップ・ジャンプ!!で今回にまで至る・・・・。


 次はどうするんだろう?どうなるのだろう?地域間バランスを考えるとしたら、「塩漬け」の土地を活用すべく動いていくのだろうか?


 そんな資金があるの?


 議会でも「ストック・マネージメント(資産管理)と公共施設の配置の在り方について特別委員会」を設置したことからもわかるとおり、現在抱えている公共施設だけでも維持補修費の不足に頭を抱えていることは間違いありません。公共施設のスクラップ&ビルドということを仰っていた方もいらっしゃいますが、今の状況ではビルド&ビルド&ビルド・・・・。
 特別委員会の第一回目は8月7日に開催されるので、そこでどんな議論が展開されていくのかが注目されます。 

 それにして・・・厳しい行財政環境で、「お金がない!」としているのが私たちの‘まち’であったはずなんですよね。

投稿者 hisaka : 2007年07月31日

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