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2007年06月28日

6月定例会~文教常任委員会

 今日の議題は学校統廃合に伴う条例の変更、アクアブルー多摩と八ヶ岳少年自然の家に指定管理者を導入するための条例変更でした。

 学校統廃合の件は、竜ヶ峰小学校と多摩第二小学校の統合で校舎が存続校?(名前が残る)となり、豊ヶ丘中学校と貝取中学校の統合にて青陵中学校の新設となることを正式に決定するものです。これについては「小規模校」を廃止する方針である「学校一定規模適正配置」(小規模校は廃止・でも大規模校については何ら触れられていない)に基づいているもので、手続き的には審議会や地域懇談会などを経て、最終的には教育委員会での決定に結びついているものです。
 私自身はそもそも大規模校に対する言及がなされていない方針そのものへの疑問もありますが、それはさておき、今回の統廃合の件には賛成しました。結果的には1小学校、1中学校と数が減るわけで、それだけ学校予算にも余裕が生まれることになりますね。そのお金がどう使われるのかが問われるでしょうね。
 学校の統合は子どもたちの心に不安定させてしまう場合も少なくないらしく、統合した学校にはカウンセラーを置いて子どもたちの相談にのれるような体制づくりもしていきたいと考えているとの話でした。学校統廃合に伴う一定期間のカウンセラーの配置について東京都が人件費の補助をする制度があるとのことでした。(それだけ東京都も学校統廃合を推進しているということですよね?!)

 上記の問題については・・・学校統廃合のスケジュールについても教育委員会の目算通り。しかし、今後は揉めそうな様相を呈しています。現在、第2期として小学校の統廃合問題を話あっている貝取、豊ヶ丘地域。先週末に審議会における地域懇談会が開催されました。審議会の素案では、貝取、豊ヶ丘の地域を南北2エリアに分断し、南は豊ヶ丘中学校校舎を活用、北は北豊ヶ丘小学校校舎を活用するというもの。「貝取地域には小学校が無くなってしまう!!!」ということで、今、巷?では大問題化しています。

 そもそも、豊ヶ丘中学校を小学校校舎として転用すること自体・・・・余分な経費もかかることになる点で疑問ですが、貝取地域から小学校をなくすと言うことを「地域の人たちでの話合いの結果」を根拠としすんなりと受け入れていいものかどうか。もちろん、地域での決定は優先されるべきとは思うものの、もう少し慎重に全体的なまちづくりのビジョンを描いた上で考えねばならない気がしています。なので、仮にこの素案の内容のまま決定したならば、大変な状況になっていくでしょうね。議会でも議論が紛糾しそうです。貝取・豊ヶ丘小学校統廃合問題から目が離せなくなりました。


 さて、その他指定管理者導入の条例の件も「賛成多数」にて可決しました。6月定例会も明日の代表者会議、来週の議会運営委員会を経て、最終日へ。委員会が終われば一山超えたという感じですね。

投稿者 hisaka : 2007年06月28日

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