« 障害者自立支援法の行方 | メイン | 新しい地域自治の仕組み「市民自治区」 »

2007年02月13日

市民活動情報センター

 市民活動情報センターがオープンしてからもうすぐ一年。一般質問の準備も兼ねて、今の状況や今後ことに含めてヒアリングをしました。まだまだ知られていないのが現状ですが、検索サイトへのアクセス数は思ったよりも多いのだそう。どたばたと開設し、試行錯誤で運営が進んできたことは確か。今日の午前中も、にぎやかに人がいるというわけではありませんが、時々、市民の方がいらっしゃり掲示されているパネルなどを眺めたり、チラシを取っているようでした。情報ライブラリーの名残であるパソコンを使用している方もいらっしゃいました。(市民活動に関する情報を検索している様子ではありませんでしたが・・・)
 
 ところで市民活動情報センターですが、当初は市民の運営委員会のようなものを設置するなどの構想を聞いていたわけですが、ようやく来年度予算で委員会を実施するための経費が計上されているそうです。まだ具体的にメンバー構成などを考えているところ・・・との話ですが、この運営委員会では多摩市全体で市民活動をどのように後押ししていけばいいのか、そしてまた市民活動情報センターのあり方などについても意見交換をする予定になっているらしく、その中で、NPOセンターやボランティアセンターとの関係性を整理するような議論もしていくことになるのではないか・・・という話でした。

 NPOセンターの在り方については「公設備・市民設立・市民運営」というコンセプトがいつのまにか「公設民営」?のようになってしまったことの問題点をかねてから主張してきているのですが、そのことも含めて議論をしてもらうことを希望しますが、これはあくまでも希望どまり。この運営委員会の人選がポイントになりそうに感じています。どうなるのやら行方を見守るしかないのかもしれませんが、市民活動情報センター、NPOセンター、ボランティアセンターを区分けしておく必要性ってあるのかを議論してもらいたいと思います。ボランティアセンターは社会福祉協議会により運営されているので難しいのかもしれませんが、ボランティアセンターとNPOセンターとの関係をどうしていくのかは過去に議論がされてきた経緯もあります。3つの施設については、ゆるやかな連携を組むよりは、統合していく方向を目指していくべきだと考えているのですが、それぞれ施設の成立ちが異なるので一足飛びには行かなさそうです。


 いずれにせよ、市民活動情報センターに思うことですが、情報をただ提供するだけではなく、その場でもう少し相談にのれる体制づくりをするなど充実を図ることが必要かと思っていますが、そのためには実際に市民活動に携わっている人たちが関わることのできる仕組みづくりが求められます。具体的にどんな仕組みができるのかを考えてみたいと思っていますが、それも含めて運営委員会で議論される事項なのかもしれませんね。市民が自分たちで議論をしていきながら考えていく場を持ち、その議論を尊重するということなので議員が議論が始まる前から意見を述べたり、提案することはもうしばらく先に伸ばした方がいいのかどうか・・・・。ここは少し迷うところ。来週の水曜日が質問の事前通告書締切日です。明日は神奈川県大和市まで出かけてきます。

投稿者 hisaka : 2007年02月13日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1334