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2006年12月27日

「格差」社会のこと

 「格差社会」を知る手がかりとなるような書籍が店頭でも目立ちます。最近はそれに関する新書などを読んでいるところですが、特に「健康格差」の問題に注目していきたいと考えています。市民の関心度が高い健康問題。健康に対する不安、そしてまた医療費の問題など「今後力を入れてもらいたい課題」の一つとして答える人が多いです。
 アメリカでの分析やらを学んでみると、経済的格差と健康問題との関係性も指摘されているようですね。年末年始はそのことについて考えてみたいと思っています。もちろん高齢者のことも大事な視点だと思っていますが、それ以上に私と同世代のことも気になります。フリーターやニートと言われるような立場に置かれてしまうと、自分の健康状態を知る検診の機会に恵まれないからです。

 多摩市の健康診査は誕生月健康診査市民健康診査がありますが、30歳以上にならないと受診することはできません。私もそろそろ30歳になるので、先日健康センターから健康診査の案内が届きましたが、対象年齢を引き下げることも考えていいのではないかと思っているところです。受診するかどうかは個人の判断に委ねられるわけですが、会社などで定期的に健康診査を受診できない立場にある人の事を考えれば、もう少し対象年齢の幅を考えても良さそうに思っています。

 それから、ボランティア・グループ、市民運動、スポーツ、趣味などの社会活動への参加度合いが高い地域では、高齢者の健康状態が相対的にいいそうです。地域コミュニティの力が健康づくりにおいても大事・・・・それについても何となくわかるような気がしています。

 健康づくり、食の問題などなど、課題はたくさんあります。どうやって取組んでいけるのか、現在までの積み重ねの上にどうできるのかに知恵を絞らなければいけないですね。最近、「お金がない。」は理由にならない・・・と言われることが多いので、それこそナイ知恵を出来る限り絞りたいとは思います。

 あわせて、市民のみなさんからのご意見やご提案も随時大募集中です!

投稿者 hisaka : 2006年12月27日

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