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2005年08月06日

多摩市平和展

 今日は正午から自治基本条例の1周年キャンペーンを見学し、その後平和展へ。平和展には生活者ネットワークは団体で毎年参加をしているので、展示会場のボランティアスタッフとして手伝いをしています。今日の夕方はいよいよ、吉永小百合さんが原爆詩朗読会がありました。 
 ちょうど一ヶ月前の7月5日号の広報一面にて平和展と朗読会のことが案内され、朗読会は観覧希望者を事前に募り抽選をしましたが、なんと約3000人からの応募があったとのことです。さらに、今日は午後3時から指定席券との引換えをしたのですが、正午すぎからぼちぼちと並ぶ人もいて、吉永小百合さんの人気はすごいんだなあと思いました。
 そしてもちろん、その内容は「原爆詩」ということなので、ここに集ったのは「平和」に対する関心がある市民の方々だと思いましたし、応募して下さった人々を含めても、多摩市で「平和」という問題を感じて下さり、強く願っている人たちは決して少なくないことが実感できました。例えば、駅前の広場などで平和問題をテーマに街頭宣伝をしても、何となく世間の風を冷たく感じることが多いわけですが、私は今日の会場で、いつもとは違う空気に触れることができました。

 ところで、多摩市の平和展ですが、これも予算削減対象の事業になっていて、来年度についても今年度の約半分の経費が示されているそうです。市民実行委員会や市民ボランティアの力に頼りながら、毎年工夫を重ね、平和を次世代に語り継ぐために、そして毎年一度かもしれないけれど、平和のことを考える機会にするために行われている事業だと思っています。そして、かつてとは違い、ずいぶんと市民力に委ねられた事業になり、今では無駄を省きに省いたやりくりがなされている様子です。それをさらに経費削減しようとするわけですが、ある程度の‘かたち’ある展示をするためにも一定の経費を見なければならないのに・・・と個人的には思います。
 
 「平和の問題は大事です。」と一応は語っている市長の発言から考えても、比較できる問題でもないのかもしれませんが、昨日、提案された乞田川に新設する橋にかなりの投資をする前にすべきことがあるだろう・・・・と思ってしまいました。

投稿者 hisaka : 2005年08月06日

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