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2005年07月06日

次の定例会に向けて

 選挙が一段落したところで、次の議会に向けての準備をする時期となりました。まちの課題はいろいろあるのですが、やはり自分の関心のあるテーマに沿って質問内容を組みたてることになります。自分のテーマは何か?については、結局のところ議員になるきっかけ、原点に立ち戻ると明確になるのですが、私の場合には「市民自治」というのが全ての課題を考える上でベースになっています。

 次の定例会は9月です。昨年は自治基本条例の施行を受けて「市民との合意形成」について質問をしましたが、それから一年。やはり今度は、自治基本条例の施行から一年が経過してみて、どうだったのか?について質問する必要がありそうです。
 そもそも当初より、この条例の実効性を疑問視する声が少なくなかったわけですが、私は条例を制定する意味は十分に存在すると考えてきました。その運用方法こそが難しく、そして運用方法を工夫すること、制定した次には、自治基本条例に謳われていることをどのように実践するのかが問われていると感じます。条例に基いた自治推進委員会もその運営がなかなか難しいと聞いています。市民にも議会にも、そして行政にもこの条例を根づかせていくことが必要ですが、もちろんまだまだの段階です。

 「議員の皆さんもこの条例を実践されることに手を貸していただきたいと思います。」と市民の方から意見をいただきましたが、その通りだと思います。
 自治基本条例について行政にその実践を問うことと同時に、議会はどうなのか、そしてそこにいる議員一人ひとりはどうであるのかも問うことが必要でしょう。しかし後者はこれまたなかなか難しい問題ですし、こちらの方が乗り越えるのが困難だとも言えます。

 いずれにしても市長は「新しい公共」という考え方を打ち出しているわけで、これと自治基本条例は密接不可分な関係だと考えています。市長は自治基本条例を施行してから一年間、その実践にどのように取組んできたか、それをどのように評価しているのかも含めて、質問をまとめることが決まりました。(生活者ネットワークでは「一般質問対策会議」というのがあって、そこにおいて質問内容が決定します。)

 ところで、私は最近とても気になっていることがあるのですが、多摩市には「市民参画」と「市民協働」の定義がなくあいまいなままです。おそらく、職員に「市民協働ってどういうことですか?」と尋ねると三者三様の答えが返ってくると思います。少なくとも庁内では、共通の認識ができるようにしておくべきではないかと考えています。 

投稿者 hisaka : 2005年07月06日

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