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2005年04月30日

患者の立場

 テレビでたまたまNHKスペシャルでがん医療の特集をやっていてしばらく見ていたのですが、専門医がいない日本の現状を中心にした番組のようでしたが、何よりも私は患者の立場を考えさせられました。

 最近はインターネットなどでも多くの情報を入手できます。病気や医療、薬のことについても調べようと思えば、たやすく独自調査などもできるようになっています。しかし、その情報量たるや膨大で、何が正確な医療情報であるのかについて、正直、患者の立場ではほとんど判断することは難しいのではないかと思います。情報に右往左往してしまうのが現実だと感じます。
 私も最近、アトピーとか喘息とか…その治療法などでインターネットを眺める毎日ですが情報を見れば見るほどに疑心暗鬼にもなりますし、何がいいのかがわからずに不安にさえなります。最後にはやっぱり医師に頼るしかないですし、信頼するしかありません。これが「患者」の立場です。

 実は今日も体調不良が続いている子どもを医者に連れていきました。連休になると「休診」になってしまいます。休日や夜間の緊急体制はあるものの、やはり不安です。いつも診てもらっている先生で…という気持ちがあります。
 とは言っても、そもそもどこの医者を「かかりつけ医」にするのかという情報について、その選び方や基準なんて持っておらず、最終的には評判とか先生との相性というものに集約されてしまいます。結局は医師とどのような信頼関係が持てるのかは、診察を受け、そのコミュニケーションの中でしか生まれないのだと思います。
 そういう状況も手伝って、ますますNHKの番組を見て「患者の立場」を考えさせられたのでした。

 あわせて「信頼」という問題についてですが、自分の立場を省みても同じような考え方ができるのではないかなとしみじみと感じています。どんなことに関しても「信頼」というのはいきなり培われるものではなく、少しずつの積み重ねによるものでしかないと思うからです。

投稿者 hisaka : 2005年04月30日

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