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2005年03月26日

政治が身近なものになる瞬間

 政策ゼミの終了式がありました。「ごみ」と「コミュニティ」の問題を通じて、一緒に活動をしてきた学生たちはそれぞれにいい経験をしたと語ってくれました。

 特に「ごみ」をテーマに一般質問づくりをした学生たちは口々に実生活のスタイルが少しは変わったと言います。私もそうでしたが、リサイクルセンターの見学へ行き、大量のペットボトルの処理をしている現場を目の当たりにしたことで、自分自身の廃棄の仕方にも気を遣うようになりました。きちんと中を水洗いし、臭いをある程度はとっておくことで、どのくらい作業員への負担が軽減されるのかは、恐らく現場を見た人にしかわからないと思います。ついつい「自分一人くらいなら…」という「まっ、いいか」となる安易な気持ちに、「いや、待てよ」となれることは確かです。学生たちは口々に「分別は難しいけれど、少しでも協力をしていきたい。」と述べていました。
 
 政策ゼミに参加する動機はさまざまですが、やはり身近な生活課題をどうやって解決できるのかに関心があることは確かです。そしてゼミに参加し、一般質問をつくるために議論をし、調査活動を行います。それを踏まえて、最終的には議員の一般質問へとつなげます。学生から次のような感想がありました。実際の議場という現場で、議員と行政とのやりとりが行われている瞬間、「政治は政治家がやるのではなく私たち一人ひとりの思いによって動いていくのだと実感できた。」と言うのです。これが政策ゼミの最大のねらいとしていることかもしれないなと感じたのでした。

投稿者 hisaka : 2005年03月26日

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