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2005年02月19日

ファミリーサポートセンターの説明会

 ファミリーサポートセンターの説明会に行きました。天候が悪く寒いにも関わらず、20名ほどの参加者がありました。ファミリーサポートセンターは地域で子育てを支えあうための仕組みです。手伝ってもらいたい人は利用会員として登録、手伝うことをしてもいいと考える人は提供会員として登録します。今日の説明会では利用したいと考えている人がほとんどでしたが、中でも4月の子どもの保育園入所にあわせて仕事に復帰しようと考えている人などが多そうでした。

 ファミリーサポートセンターのニーズは増えているとのことです。地域貢献をしたいと考える人の存在が支えるのがファミリーサポートセンターの仕組みと言えます。利用したい人がいても、サービスを提供する地域の人がいなければ成立しないからです。現在は提供会員と利用会員はほぼ同数くらいであり、増加するニーズにも対応できている状況です。地域を支える力が表れてくる制度のひとつとも考えられます。

 さて都内のほとんどの自治体が社会福祉協議会に任せているのとは異なり、多摩市の場合にはNPO法人に事業委託しています。このNPO法人は多摩市で子育て支援NPOとして実績を持っています。「地域での子育て支援」を目的に掲げ、自主的に活動を展開してきたNPOがその実績を買われ、ファミリーサポートセンターの運営を行うメリットは大きいように感じます。当然ながら今日の説明会も行政ではなく、運営委託されているNPO法人によって開催されました。いわゆる役人的な「お堅い」雰囲気ではなく、親しみやすい雰囲気の説明会でした。何しろ説明会に来ればサービスを担っている地域の人に出会うことができます。事業を動かしている地域の人の顔が見れることの安心感は大きいです。市民事業により展開されるサービスの良さが感じられる説明会でした。

投稿者 hisaka : 2005年02月19日

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