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2005年01月30日

どこからお金を持ってくる?

 打ち出の小槌を期待できる時代ではなく、行財政改革をしたとしても今までとは全く違う行政運営をしていかなければなりません。昨日の総合計画審議会でもそのことを強く実感しています。

 ところで、今日は旧西永山中学校跡地施設の活用について、グランドに計画されている障害者施設誘致に関する説明会に足を運びました。この件については、障害者施設の必要性と学校跡地活用の問題という2つの視点から考えていく必要があります。いずれにしても障害者の施設が不足しておることは事実です。説明によると施設は定員100名と言うことです。この規模については疑問があります。もう少し地域にすっと馴染むような規模の施設を作り「地域共生」を目指しやすいものにしていくべきだと思うからです。
 それはさておき、学校跡地活用の視点から言うならば、今日の説明会でも感じたことですが、もう少し時間をかけて議論をする必要性を感じます。また、学校跡地についてですが、西永山中学校のグランドは約8800㎡ありますが、このうちどのくらいの面積を使用するのかも決まっていません。それ以上に問題なのは、どのくらいの経費を見こんでいるのかの目途がたっているのかたっていないのかが不明なことです。説明会が終了した後に、施設規模と投入経費、市負担も含め、どのくらいを見積もっているのかをたずねましたが、今の時点で回答できないと断わられました。

 さて行財政改革が進んでいて、財政規模が縮小していく中で何とか各施策へのお金を捻出しなければならないのです。新たなハコモノ施設、建設事業を行うことにはなかなか理解が得られない時代になっているように思います。
 しかしながら、(1)多摩第1小学校の建替え (2)給食センターの建替え、この2つについては実施設計が始まります。そして今回の(3)障害者施設。これもほぼ平成18年度から建設に取り掛かると言う話です。一体資金的な目途がどうなっているのかと思います。そこが全く明らかにされません。どこからお金を持ってこようとしているのか、長期的な資金計画がどうなっているのかと思います。予算編成が難しいと言うような話を小耳に挟んでいます。数十万円の小規模な事業についてもある意味でケチケチした見なおしが進んでいるところです。正直、ハコモノ建設となればケチケチ見直しでは太刀打ちできないわけです。障害者施設については民間の社会福祉法人の力による建設を目指すと言うことですが、当然ながら一定の市の負担はあるわけです。とするならば、市ではどのくらいまでの資金投入を考えているのか早く明らかにしてもらいたいと思います。

 それにしても学校跡地施設、校庭利用をする点ですんなりと納得できず、この施設計画をそう簡単に認めるわけにはいかない…との気持ちがあります。施設の必要性は理解しながらも複雑な気持ちです。

投稿者 hisaka : 2005年01月30日

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