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2004年03月07日

インターン生との中間報告会で

 午前中にステイツマンのインターン生との中間報告会を開きました。今までの活動の総括をして、残りの一ヶ月にとつなげていきたいと考えるからです。朝遊説やポスティングなど随分とイメージとの落差はあったけれど、地道な活動の積み重ねで政治が動いているんだなと実感がわいたとの感想を持ってくれているようです。
 インターンをやってみよう…と思う時、おそらく、インターンをやれば何か掴めるだろう?という期待感が大きいのだと思います。特に「何が自分にあっているのか?」とか「なにがやりたいのかわからないし…。」とか考えている学生はとても多いです。けれども正直、インターンは経験の一つにはなりますが、そのことが自分自身にとってどうだったのか?ということはすぐにわかるものでないと思っています。「結果を出したがる」「すぐに結論を求めたがる」…という傾向が強く、インターンに来れば何かわかるのではないか?と過剰な期待をせず「結果を出すことを求めすぎないでね。」というのが私の今日話したことでした。
 私の考えの中では、すぐにわかることもあるかもしれないけれど、恐らくインターン生たちが一番求めていることについては、少し時間が経ってから見えてくるのではないかと考えているからです。

 それは私の経験や今の活動にもつながっていることです。私が発言したから、すぐに実現することもなく、私が行動したからすぐに世の中が変わるわけでもありません。でも、時間が経ち、振りかえって見た時、「前よりも、朝遊説でニュースを受け取ってくれる人が増えているな?」とか「メールを下さる人や意見を送ってくれる人も前よりは増えた」とか気づくことあります。
 「政治をわかりたい…」「のぞいてみたい…。」という学生たちに私の活動から伝えられることは、まさに「結果を求めすぎずにやっていく」ということなのかな?と最近考えているところです。

 午後からは多摩自由大学の学習会に出席をして、行財政再構築プランを題材として予算編成に関するテーマで相模原市の職員の方の話しを聞きました。行政マンから見れば再構築プランは評価に値するものと言えるそうですが、しかし、「手段」「手続」をどう踏んで、市民に財政状況に対する理解を求めるのかが重要だと強調されていた気がします。
 市長の施政方針の中で、スピーディにでもプロセスを大事にして…という二律背反する課題を抱えて進めていかねばならないとの言葉を再度思い出しました。「どういう結果を求めたいのか?」そのことがはっきりしていない中で、やみくもに行財政再構築をしているのではないか?ふと感じたことでした。

投稿者 hisaka : 2004年03月07日

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