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2004年03月03日

昨日の反省会

 早速、政策ゼミの多摩センター活性化チームでの反省会をしました。ゼミに参加したことで昨日初めて議会を傍聴した若い世代の感想は「もっといろんな人に見てもらいたい!」ということでした。「もっと、つまらないのかと思ったけれど、意外に面白かったし、あ~いうのを見れば若い人も関心を持つように思う。」という意見もありました。全てを見たわけではないので…とは思いますが、私は昨日の一般質問は今までで一番楽しかったのは事実です。演劇部育ちということもあり、みんなで舞台を成功させた時のような清々しさがありました。メンバーたちも「楽しかったのが何よりだし、他の傍聴者の人たちの反応もいいように思えた。」と議場の雰囲気も面白がってくれた気がしました。反省会では、特に行政側の答弁よりも他の議員の野次についての話題で盛りあがりました。

 事前に一般質問の項目と提案事項にあわせて、答弁チェックシートを作成していました。それぞれ昨日に書きこんだメモを見ながら、提案事項の実現可能性のことや、行政の姿勢を点検しました。
 結局は私たちが提案した中で一番最初に実現しそうなのは、既に来年度の予算にも計上してあるというパルテノン大通りの街灯を部分的にでも明るくして、もう少しストリートミュージシャンなどアーティストたちが夜の時間にも集ってきやすいような環境づくりをするということ、それから提案をする前に答弁で出てきてしまったベンチの設置でした。
 パルテノン大通りは高齢者などにとっては非常に坂が苦しくてある行くのが辛い場所です。「ハローキティに会える街」が匂うように、キティベンチになればもっといいわけですが、とにかくベンチを設置していくことの予算を確保しているとのことでした。この2点については、もしかすると私たちが提案する前に行政側も考えていたことかもしれないけれど、一応は実現しそうで「うれしい」ということになりました。

 私たちはパルテノン大通りのところにFM多摩のサテライトスタジオができないものかと提案をしていて、これは結構自分たちにとっては目玉でした。新宿などへ行くと狭い一角にガラス張りのブースがありますが、その周りにはいつも人が何気なく集まってくるような雰囲気があります。ガラスブースがあるだけでの賑わい効果、さらにはストリートミュージシャンや、アーティストたちのメッカになるようなパルテノン大通りにするためにも彼らの発信を進めていくことは必要で、その一助にもなると考えました。
 FM多摩はコミュニティ放送ですが、今は桜ヶ丘のビルの一角にあるため、市民からの距離は近くないのが現状です。もっと顔の見えるラジオ局にしてもらいたいという私たちの願いを込めましたが、これは「慎重に…」との答弁に留まってしまいました。
 でも、実は今日、ある行政側の幹部より「ラジオブースの提案はよかった。」と言われました。(だったら、ぜひ実現して!)

 多摩センターを文化の発信拠点として…を強調したかったのでアーティストの活動場所としての駅前というのは私たちの提案の導入部分。最終的にはパルテノン多摩を今よりももっと市民の文化創造拠点に変えていくためにその後の提案や質問を続けました。「今ある資源の有効活用」という観点を柱にしていて、そこの部分はおそらく行政側にもそして他の議員さんにも理解してもらえたように思う・・・という話になりました。答弁は決して後ろ向きではないけれど、すっごく前向きでもない…だけどこちらの希望は十分にわかってもらえたのではないか?というのが結論です。そして「私たちの提案が言いっぱなしにならないように、何かしら考えたいね!」というところまでメンバーの思い入れが深まりました。
 「いやあ、他の議員さんでうなづきながらメモ取っていた人いたよ~。」という観察もばっちり、それから答弁している以外の部長さんたちの表情のチェックももちろん・…質問が終了した後に議場全体が「明るくなれたよね。」
 
 私もそんな気がしました。みんなでやってきたからこそだと思います。そして何しろ、メンバーと多摩センター活性化推進室担当の職員さんとで数回にわたっての意見交換をしてきたことで、私たちが何を主張したいのか、提案しようとしているのかの主旨を事前に理解してもらえていたことがよかったという話になりました。
 これは決して事前に質問と答弁が準備されているような…セレモニー的に一般質問を進めるための打合せではありません。私たち自身もただ単に「これをやって欲しい、あれをやってもらいたい!」という要望だけをするわけでなく、実際に行政自身がどんなことに困っているのかを知りたいということ、そこを共有すると言う目的がありました。だからこそ当初、私たち自身も「もっといい雰囲気のお店あったらいいね」とか「デパートみたいなものもあればいいかも」という発想をガラリと変えることもできました。そんな流暢なこと言えない状況、既にそのあたりのことを行政はリサーチ済みであることも了解しました。
 双方向のやりとりがとってもいい雰囲気の中で進んだのが、今回の一般質問におけるみんなの達成感につながったのだと思います。

 せっかくのパルテノン多摩に対する提案事項。行政側だけに言うだけではなく、ちゃんと管理運営をしている財団まで足を運んで、自分たちの思いをそのままぶつけてみたい!という意見も出ています。ぜひ、これが実現するように早速明日にでも話を持ちかけてみようと思います。

投稿者 hisaka : 2004年03月03日

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