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2004年02月13日

議案説明を受けて

 3月議会に向けた提出予定議案の説明を受けました。補正予算と条例改正が中心でした。行財政再構築プランの内容を受けての条例改正が多くありました。

 さて、現在、多摩センターにある地区市民ホール。これが廃止されることになりました。ここは立地条件がよく、駅前の施設としてとても便利なところです。京王線の高架下にあり、土地は京王の所有物、建物は市所有です。今回、契約更新に当たって、京王から土地を返してもらいたいと言われたのだそうです。以前より京王からは土地の返却を要請されていたそうですが、何とか話合いで契約延長をしてきたというのが市の説明でした。
 しかしながら、じゃあ、京王が施設廃止後に何か計画を持っているのか?と言えば、それについて市では把握していないようです。この地区市民ホールですが管理運営委託に1千万弱、そして借地料として年間約2千万で計3千万の経費がかかっていました。考えてみれば、高架下の土地を年間2千万も支払い賃貸してもらえるなんて、結構割がいいのではないか?と思ってしまいますが、京王は用途を決めていないけれど返却をして欲しいと要請しているのでしょうか?ちなみに更地にして返却するそうで、そのために約900万かかるそうです。
 いずれにしても多摩センター駅至近で通勤通学の市民にも便利な施設だっただけに廃止というのは残念です。他にも類似施設があると言うことですが、コミュニティセンターでは駅から遠すぎ、じゃあ駅の近辺でといえば公団のたまヴァンサン館(しかし夕方で閉館)、パルテノン多摩ともにお金のない市民がちょっとした集会を開くにしては利用料がかかります。その意味でも地区市民ホールは使いやすかったわけで、今後公共施設の使用料を徴収することも視野に入れるとすれば、私は使用料を少し払ってでもこの施設を残してもらいたいなと思います。地区市民ホールが廃止されるからといって、パルテノン多摩を少し利用しすく割引制度を設けるとか…という代替案はないわけです。

 何でも今日の説明の中では施設の廃止について2月8日と10日に説明会を開催したそうですが、10日については2名しか出席がありませんでしたと報告がありました。しかし、それは当然です。地区市民ホールの利用を登録している団体に対してアナウンスがなかったと思われるからです。ネットでも利用することがありますが、説明会についての案内は聞いていないと言います。「たった2名しか出席しなかった。」ということだけ聞けば、「市民の関心もそんなものなのかな。」とか思ってしまうわけですが、日程の周知が十分にされていなければ当然のことだと思いました。市の広報にも載っていないようでした。
 
 京王との契約問題もあるのかもしれませんが、いずれにしても駅前の便利な施設がなくなることはとても残念です。

投稿者 hisaka : 2004年02月13日

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