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2004年01月10日

ずっと多摩市に住んでるのに。

 年明け第一回目の政策ゼミがありました。これは3月議会の一般質問に向けて政策づくりをしてみよう・・・要は一般質問づくりに挑戦しようということで学生が中心に集って、調査活動などをしています。
 私は「活性化」をテーマにするチームに入っていますが、漠然と「活性化」と言っても範囲が無限大に広がってしまうので、もっと絞りこんでいかなければいけません。多摩市の活性化…と言えばやっぱり「多摩センター」ということで、先月は多摩センター駅周辺をメンバーで散策しました。もちろん私は家で寝ていましたが。
 ところで、みんなで多摩センターを見た結果ですが、1度目は夕方過ぎに訪問をし、イルミネーション時期とちょうど重なっていたため、「意外に活性化しているんじゃないか?」と感じたそうです。そこで次に、昼間の多摩センターに行ってみようということになり、再び明るい時間の駅周辺の調査をしました。
 その結果、多摩センターの問題点がいくつか上がってきました。何と言っても「多摩市で生まれて育って、何となくのわかっているつもりだったけれど、全然知らないところがあってビックリした!」という感想に象徴されているように、PR下手ということがみんなの共通点でした。その学生によるとワンニャンランドなどがあるTamaTimeのエリアを初めて知って驚いたということです。ずっと市民であるにも関わらずその存在を知らない…そういう人は意外と多いかもしれません。
 そしてもう一つはエリアごとのコンセプトがない…ということです。それは多摩センター駅周辺全体のコンセプトがないことにもつながっているという議論にまで展開したのですが、駅前としては広大過ぎるという問題点をカバーするためには、エリアごとにコンセプトを決める必要があるのではないかということです。確かにディズニーランドのようにエリアごとのコンセプトを決定しながら、それに合わせた立地誘導をしていくことも大事なことかもしれません。(でも、多摩ニュータウンはエリアごとのコンセプトを重視しながら街づくりが行われてきた気がしますが…)
 でも、やっぱり何しろPRが弱体であることが一番の指摘事項。考えてみれば、例えば多摩市の公式ホームページにしても「多摩センターの活性化」関連がトップページで目立つような場所には位置づけられておらず、ここから見ても失格です。多摩センターで週末には何かしらのイベントを行ってきて、随分と週末のにぎわいが出てきたというのは担当部長さんの見解でしたが、それにしても週末に一体何をしているのかがすぐにはわからないのは問題だということになりました。
 実は多摩センター周辺の発信と言えば、「たまっぷネット」というサイト(もちろん多摩市も補助金を出している)と今年度からは「e-ワーク情報局」のサイトが立ちあがり、これは市のホームページにもリンクしてありますが、そこまで探すのが大変。やはり市の重点施策ならば、トップページにもっと目立つように載せなければ意味がない・・・特に市外からの人を集めたいと思うなら尚更という意見が出ました。
 改めて家に帰ってから、多摩市のホームページを見て…「多摩センター」という言葉がトップページのどこにも見当たらないことにガッカリし、それとともに、まずはここから改善すべきと強く思ったのでした。
 …なぜなら、ホームページの改善ならすぐにでもできるはずだからです。

投稿者 hisaka : 2004年01月10日

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