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2004年01月07日

会派での政策づくり

 行財政再構築プランの市民説明会も大詰めを迎え、議会でも来週には全員協議会が行われます。来年度予算はこの再構築プランにリンクする形で編成されることになっています。年末にネットでは昨年の総括をし終えたので、早速、今日は会派での話合いを持ちました。3月議会での予算特別委員会に向けて、そして会派としての政策を立てるためです。
 考えてみたら、昨年、ネット以外の人と初めて会派を組んで以来、ほとんど計画性なく目の前の課題にただ取組んできたというのが感想です。今年は会派としての計画をたてて、他自治体での事例研究なども含めやっていきたいなと考えています。
 私たちの会派は良くも悪くも議員経験が浅い集団で、人生経験的にも他の人に比べれば短いので「あまり古いことにはこだわらない。」というのが一番の方針です。特にこれは議会運営について言えることです。政策についてももちろんですが、「議会のありかた」という部分でも会派としての議論を深めていきたいなと考えています。

 そもそも会派とは何かということを考えてみて、そして今日の話合いを通じて改めて感じたことは、やはり似たような志向を持っていても、少しずつ考え方には差異があるので、それを互いに学びながら政策を造っていくと言うことです。会派を組む時にある人から「会派を組むということは一緒に勉強をしていく仲間をつくること」とアドバイスをもらったのですが、そのことがわかってきたように思います。
 互いに選挙で掲げた政策をすり合せるだけでなく、その政策を時間の経過とともに見直す必要もあります。それから、公約と言うのはわりと漠然としているので具体的に公約実現をするための方法まで考える必要があります。
 さらに、お金の裏づけを考えるという問題があります。やはり限られた財源の中で全てのことを実現することは出来ないので、今、何を優先すべきなのかを考えながら、ひとつずつ丁寧に現在の市が行なっている事業の点検をしながら、財源確保策も考えなければなりません。
 という感じで、今日の会派の話合いが進んでいったのですが、とりあえずは大まかな方向性の話合いが終了したところです。とにかく「井の中の蛙」にならないように、市外の情報にもアンテナをはりたいと考えています。まだまだ勉強しなければならないことがたくさんあることだけは思い知って、今日は帰宅したわけですが、総花的でトータルに全ての物事を解決できることが理想ですが、そうはいかない…ということは念頭に置かなければいけないと感じています。それは「任期との勝負」という面があるからです。つまり限られた時間を意識して実現可能性を探っていかなければ無意味であると言うことです。

投稿者 hisaka : 2004年01月07日

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