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2003年12月24日

最終日が終わってみて・・・・。

  朝から、まだ手付かずのまま残っていた討論書を書き上げ、それから議会へ。しかしながら、まだ具合が相当悪いらしく起き掛けから吐き気を催す始末。自分ながらイヤになってしまい・・・・「そうだ!今日はクリスマスイブ。サンタクロースにプレゼントは入らないから、お願いだから体力の素を授けてもらいたいわ!」と思いながら一日を過ごしました。あわせて「私・・・何か悪いことでもしたのかなあ。」と変に振りかえってみたり。そうこうしながら最終日が幕開け。10月に決算特別委員会は開催するけれど、認定するかどうかの討論をするのは今議会の最終日。そう言えば、去年は議員定数削減問題に政務調査費の増額問題で深夜までに及ぶ審議をしたことを思い出しました。
 今回はそれほどまで長くないだろうなあ・・・と予測をしたら、案の定終了したのは午後4時ごろ。とてもスムーズな最終日でした。結局私は今日は一日も発言できずに、書いた討論書は代読をしてもらいました。喋るだけで吐きそうになり、とにかくマイクを通して聞こえて来る他議員の声には頭がガンガンするという本当に今議会の私の体調を物語っているような一日でした。

 さて、今回、私がとても考えさせられたのは陳情に対する採決でした。採択するかしないのか・・・さまざま経過を踏まえた上で考える必要があります。全市民的な課題としてふさわしいかどうかを真っ直ぐ考える必要がありますが、中にはごく少数の市民のことであっても重大で解決するべき課題であることもあります。この議会で出された陳情の一つに、現在市道として利用されている道路がとても狭く、それにも関わらず交通量が多くとても危険なので、何とか対策を立ててもらいたい・・・でいれば居住者専用道路や、一方通行にする等の方策をという陳情がありました。ところがこの陳情が出される経過などを調査してみると、かつてこの狭いままの道路の拡幅を市として計画したことがあったそうですが、ちょうど陳情を出してきた地域の同じ住民たちの反対にあり、拡幅を断念したそうです。
 ところが、実際に反対区画以外のところの整備が終了し、市道として利用されはじめ、最近は付近に出店があり、車の通行料が多くなってくると、「危ないから・・・・」ということで今回の陳情提出に結びついたという流れです。
 確かに、危ないことは危ないわけです。しかしながら経過をたどってみると、どうしても同意しかねる・・・といわざるを得ません。当初はもちろん立ち退きもありますが、市としてはちゃんとした手当をしたはずでしょうし、計画のことも住民はちゃんと理解していたのではないかと思うからです。看板設置などの工夫により、安全確保をする必要性はあるでしょうが、過去の経緯を調査すれば、採決することが果たして妥当といえるのかどうか疑問でした。
 結局、私たちの会派はあまり使用したくない「趣旨採択」の立場でしたが、賛成多数でこの陳情が採決されてしまったことで、私自身は当初の行政の苦労などが一体なんだったのだろうか?拡幅に反対をしたのと同一住民たちがこのような陳情を出してきたことに対する判断として、議会として妥当だったのかどうか、ものすごくモヤモヤ感が残りました。議会が陳情などを採択するという判断は、全市民の意思でもあるわけです。もちろん安全対策は重要ですが、私はこの議会としての判断には同意できません。

 さらに、今朝、議会へ行くと「今日、会議の終わりに、市長が助役に対する追悼の言葉を述べるために時間が欲しいそうだよ。何でも議事録に載せたいかららしい。」という話をききました。議事録に載せたいから???これにも私は思わずキョトンとしてしまいました。

 今月の議会では自分の体調も含めていろいろなことがありました。考えたことや感じたことを心に刻んで、また新たな一歩を踏み出したいなと思った次第です。

投稿者 hisaka : 2003年12月24日

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