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2003年12月15日

もちろん続けていきます!

 「ほうれんそう」中止しちゃったのでしょうか?・・・と心配の声が寄せられています。決して中止はしていませんが、体調との相談をしながら、今朝も遊説は中止をしました。そして今月号のニュースもまだ作成できていない状況です。今月は議会月なので盛りだくさんの報告や連絡があります。そして行財政再構築プランが出ているので、これはやっぱり相談事項・・・年末が押し迫って、もう既に半月過ぎているので気持ち的には焦っています。しかしながら、「ちょっとの無理」以上の無理は禁物と思いながら、活動を再開しようと思っています。

 さて、今日は、これまた前々から約束をしていた出身校である桐朋女子中学校の総合の時間のお手伝いをしてきました。「人とのつながり」というのが総合学習の年間テーマで、今日は色々な人をゲストに呼び、話を聞いたり、体験学習を共に行っちゃおうというプログラムでした。たまたま私が「議員」という少し特殊な立場にあるために、招かれて後輩たちに話をしてきたのでした。
 本当はもう少し事前に準備をして、話をするつもりでしたが、いかんせん体調を壊したために思ったような準備が出来ずに話だけをしてきてしまいました。そこは致し方ない反省点です。本来は地方議会の女性議員の数や20歳代の議員数、自治体ごとに違っている議員報酬などを話題にしながら、地方議会の現状をレクチャーできたらいいなあと考えていたのですが、それについては「ぜひ、関心があれば自分で調べてみて下さい。面白いと思います。」ということで、桐朋の文化祭では中学生はクラス発表でテーマを決めて調査などをし、展示発表をしますが「そのテーマにもなるかもしれない・・」などと偉そうなアドバイスをしてきてしまいました。でも実際に自分の手足を使って調べるということはとても重要なことだと思っています。自分自身の中にある謎解きの作業だからです。
 私は結局、何を話したかというと中学二年生が相手ということもあり、自分の中学生時代を中心の話をしました。そこで思い出したのですが、私はいつも「~してはいけない」とか「~してください」と言われた時、「一体、誰がどこでそんなこと決めたのか?」と常に考えているヘンな子でした。その当時の私にとっては理不尽だなと思えることなどは「誰の都合で決めたの?」といつも考えていました。例えば、私の学校ではライン入りのベストは禁止というきまりがありました。一応拘束ではありませんが「自主規制」と言う名前のきまりがあり、私たち生徒はそのルールに従うわけですが、私はなぜライン入りが制服にふさわしくないのか?という理由が全然わからなかったのでした。そこで「誰がライン入りはふさわしくないって決めたんだろう?」というのは常に疑問でした。自主規制というわりにはそう簡単に変更できないことも不思議でした。
 ・・・・という体験談を中心に話しながら、特に地方議会では私たちの生活の身近なルールが決まったり、税金の使い道を決めるとても大事な決定の場所であることを伝えました。
 それから、やっぱり投票に行くことの大事さも、まだあんまり実感がわかないかもしれないけれど・・・と思いながらも話をしました。そのときに一番大事なことは「自分の価値観で自分の判断で決める」ということだと伝えました。

 どこまで私の話が届いたのかは・・・わかりませんが、とても真剣に話を聞いてくれたことはわかりました。とてもありがたい貴重な経験でした。特に中学生を相手に話をするというのは至難の技でした。難しいことをわかりやすく伝えることには一苦労。それを思えば学校の先生ってやぱりすごい!と思いました。
  
 そして最後に「ほうれんそう」をアピールしてきました。これは友達との関係でも、先生の関係でも、そして家族との関係でも・・・人とのつながりのなかで「ほうれんそう」の姿勢を持つことって大事だろうなあって思うからです。

投稿者 hisaka : 2003年12月15日

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