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2003年03月28日

精一杯出しきって・・・

 めちゃくちゃハードな3月議会の最終日でした。案件も多いので、とにかく時間がかかります。終わったら23時30分を過ぎていて、もうヘトヘトでした。でも、精一杯走ったなって感じです。今年に入って、任期終了が迫っていることを思い、とにかく残りの期間を駆けぬけていきたいと誓ったわけですが、今日、来年度の一般会計予算の討論で、自分が約一年間ほど考えてきたことをぶつけられたと思います。だから気分爽快です。
 とは言うものの、まだまだ課題はたくさんあります。今日は政務調査費の増額を提案する条例がありました。現行、年間議員一人あたり27万円まで支給されて(使用しなかった分は返還する)いますが、これを9万円増やして36万円にするものでした。もちろん私の会派は反対しました。なぜなら、議員定数削減の提案がされたとき、議会としても行財政改革に貢献するとの趣旨が語られたわけです。2名定数減すれば、二人分の議員歳費の節約につながることが全面的に強調されていたように思います。そのことを考えあわすと、なぜ今、政務調査費の増額なのかが理解できないのです。そして、政務調査費を増額することで本当の行財政改革に貢献できるのか明確な根拠も示されていません。もっと、私自身は議員定数にしろ、政務調査費問題にせよ、市民と議論を共有化する必要性を感じます。でも、そのことを議場では伝えきれなかったと思います。
 そして、今日は議会でちょっとばかりのイザコザがありました。結果オーライなのでよかったですが、イラク攻撃中止を求める意見書の提出が危ぶまれたのです。意見書の提出については代表者会議の全会一致が大原則です。ところが紆余曲折があり、最終的にはまとまらず、この意見書の提出が見送られる模様でした。思いは同じでも、意見書の内容の表記のしかた、文言をどうするか、表現方法については様々な立場があり、お互いに妥協もしながら一本化していくのが常です。今回はこの作業が難航しているとの情報があり、私もどうなることやと心配していたのですが、この代表者会議全会一致の大原則を破って、今日の案件の一番最後に突然議案として提出がされたのでした。もちろん、原則破りに対しては厳しい反論がありましたが、内容については議員全員が思いを同じくするところなので全員一致で意見書の提出が成立しました。これには胸をなでおろしました。
 やっと議員としての一年間が終わろうとしています。ようやく「議員」というプレッシャーをちょっぴり乗り越えられたかなあと思う日々ですが、やっぱり一つ一つの案件で賛成や反対を表明する時、手の上げ下げは緊張してしまいます。その緊張感を持ちつづけられることが、大事なことかもしれないと思えるようになりました。

投稿者 hisaka : 2003年03月28日

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