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2003年02月23日

もっと明るくしてみたい

 アメリカのイラク攻撃反対のデモ行進がありました。昨年の夏の有事法制反対のデモと同じコースで永山北公園で出発式をし、そして多摩中央公園で解散式をしました。参加者は前回よりも人数が多かったと思います。
 けれども寒い冬空の下でのデモは歩けば歩くほどに虚しさが増す感じです。これは一緒に歩いてくれた大学生も同じような感想を持っていたようでした。もちろん見た目的にも若者・・・と言えるのは数人。ほとんどが年配の方ばかりです。年配の人ばかりだと、参加している若い人は稀有な眼差しで見られてしまうことがとても残念です。沿道にいる買い物帰りの人たちがもの珍しげにデモ隊を見るわけですが、ことさら若者が目立つのでそこへの視線は「冷」と感じます。本当は賛同してくれるなら一緒に歩くのが望ましいのですが、出発した時からデモの大きさは変わりません。そこもまた非常に残念です。
 ところで今回のデモは「イラクへの攻撃反対」を掲げたはずなのに、なぜか途中から「教育基本法改正反対」、「憲法改正反対」、「住基ネット反対」などといったコールが付け加わり、参加をしたネットとしては行進の目的が「イラク攻撃」であったわけで、それ以外のことまでを訴えることは少し幅広すぎるのではないかと意見をしました。けれども、これについては最後まで聞き入れられませんでした。私たちと同じように感じた参加者は怒り爆発のようで、行進中に主催メンバーにクレームを述べていました。もちろん私も同感でした。私は、「イラク攻撃」は名目だけだったの?と思いました。一般参加者も‘その名目’に賛同しているのに、いざ行進してみたら、全く違うことをあれこれと訴えている・・・・こういうデモの形では不信感が抱かれかねないと思いました。せっかく広がっている輪も、これでは小さくなってしまいます。
 それ以上に私は、もっと明るいデモにしてみたいと思いました。「何だかデモをするなんて変な集団」と思われないような楽しげなデモ行進を演出すれば、もう少し賛同を増やせるかもしれません。もちろん行進しているのを見てもらうだけでも少しの効果はあると思いますが、どうせなら一人、二人・・・とデモ隊に加わってくれるような行進にしていきたいからです。それにしても「しらけ」ムードが漂う街中の風を感じました。

投稿者 hisaka : 2003年02月23日

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