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2003年02月11日

いよいよ男性もぞくぞくと地域デビュー!?

 鶴牧商店街の活性化を考えよう!という学習会「つるまき・まちひろばワークショップ」がトムハウスでありました。たまたま主催をした方が知り合いで、誘いを受けたので参加してみました。NPOコミュニティビジネスサポートセンターの澤登さんから「コミュニティビジネスとは?」の簡単なレクチャーを受けました。
 今、鶴牧商店街は本当に閑散としていて寂しいです。この活性化プロジェクトでは既に連続した3店舗を仮予約として5月くらいまで押さえてあります。つまり5月までに集まってきた地域の人たちを中心にして、商店街を活気付ける案を考えようというものです。店舗を連続して借りれることもあり、一体的なデザインをすることが可能です。少し広めのアーケードつきオープンスペースの有効利用などを含め、ぜひここを地域コミュニティ活性化の拠点にもつなげていきたい考えです。
 具体的な企画はこれからみんなで練り上げていきますがSOHOやコミュニティギャラリー、オープンカフェ、まちづくり支援情報室、リサイクルショップなどなどさまざまなことが考えられると思います。
 コミュニティビジネスは‘まちづくり’の観点からも注目を集めています。そして特に女性やリタイアした男性たちの新しいステージとしても魅力です。今日の学習会でも参加者は全員で30名ほど、そのうち女性は9名ほどで残りはもちろん男性、しかもそのうち恐らく50歳代以上の人が3分の2以上はいたように思います。この状況が象徴しているように、退職をしても元気な男性たちが地域での生き甲斐を探し始めているのです。これまでは女性が中心で地域づくりをしていたように思いますが、澤登さんが指摘をしていたように、男性が企業経験を地域に生かすことでコミュニティビジネスもより発展していくでしょう。今日、この場所で男性が地域に眼を向けつつあることを肌で強く感じることができました。
 コミュニティビジネスの役割や意義などはもちろん理解できるわけで、参加した方々はもともと意識の高い方ばかりでした。けれどもそこで問われるのは「行動力」。いかにして自分自身の思いを行動に移していくか、実現に向けて動けるかの点で、足踏みをしていたり、一歩踏み出せずにいるような、ジレンマに陥っているように思いました。商店街ににぎわいがなく、やっぱり元気を取り戻したいという思いは共通しています。そして地域のために何かできることをやっていきたい、そのことが自分自身のやりがいや生き甲斐につながりそうだということも感じてはいます。でも、どうやったらいいか手も足も出ない・・・という雰囲気の人が集まっていました。私はこのフツフツ感に上手く火をつけたら、ものすごいパワーになり、とっても面白いことができるに違いないと感じずにいられませんでした。
 ニュータウンのどの地区でも商店街の活性化は悩みの種です。どうにかして活気づけたいというのは共通の課題です。私の理想図は「おかいものごっこ」の出来る雰囲気を醸し出した、近所の人たちがエコマネーでヤリトリできるような場所です。「何か私に出来ることある?」と尋ねれば「・・・じゃあ、お願い」というような会話が聞こえる交差点になったらいいなと思っているのです。地域の人たちが地域に楽しさを見つけて明るく元気になれば、自然に商店街も元気になるように思うからです。
 それにしても今日の参加者はそれぞれにとてもユニークな方々ばかり。色々な知識や経験を地域に生かさないのは宝の持ち腐れです。地域の人材コーディネーターの存在が不可欠。コーディネートをするのはもちろん行政ではなく、地域の顔を知っている地域の人だと思います。このワークショップを主催した「つるまき・まちづくりチーム」がどんな動きをしていくのか楽しみです。アイデアの具現化には人材ももちろん資金も必要です。さまざまな条件が一致する「タイミング」もあります。「タイミング」を掴むも掴まないも、やっぱり行動にかかっていると思います。応援したいと思います。

投稿者 hisaka : 2003年02月11日

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