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2002年12月26日

さすがの私も・・・・

 早起きは苦にならずの私も今日ばかりは大寝坊。平日に寝坊をすると、定刻に起床、定刻に出社している友人に申し訳無く思ってしまいます。でも、今日ばかりは勘弁・・・。
 そんなわけで、ちょっと気がひけながらも朝は「ほうれんそう」を配りに団地を歩きまわり、その後、来月号の「ほうれんそう」の原稿を執筆。夕方からネットの運営委員会の忘年会に参加しました。
 団地を歩いている時に諏訪に住んでもう30年になるというおじさんに声をかけられ、しばらくの間話しをしていました。彼は社会に対して、そして政治家に対しても、とても不信感を抱いているようでした。「若い時や始めはいいんだよ。今、見てご覧。まともなのは一人もいないよ。」と憤慨していました。「政治家なんて底辺を知らないんだよ。お宅みたいに若い人はわからないでしょう。私の弟は栄養不足で3歳まで歩くことが出来なかったんだよ。アフガンの子どもと一緒だよ。私は今でもサイレンを聴くとぞっとするよ。」もちろん私は黙ったまま、硬直していました。「市民のために働くんだよ。自分の為じゃないんだ。政治家は忘れているよ。そうならないでよ。選挙の前だけ頭を下げに来るなんてとんでもないよ。始めのうちは頭を下げるけれど、そのうち頭を下げるどころか命令口調だよ。たまらないよ。」・・・・「もっと勉強しなさい。若い人もいいけれど、でもお年寄りの話だって聴きなさい。それが大事だよ。底辺を大事にしなくちゃだめだよ。政治家は底辺の生活を知る必要があるよ。年金だって方や30万以上ある人だっていれば、6万円にも満たないような人だって知ってるよ。どう思う・・・?」私は言いました。「きっともっとその人それぞれの事情に合わせた福祉のサービスが必要ですよね。」全く何の回答にもならないような返答に彼は言いました。「また、話しを聞きにいらっしゃい。」
 「底辺の生活」という言葉が耳にこびりついて離れません。今の私に必要なのは見て・聞いて・感じることなんだと思います。人に出会い、人の生き様を見て、一つ一つに丁寧に答えを返していけるような人になりたいと思いました。
 まだまだ私の知っている世界は狭すぎること、力の限界を思い知らされるばかりです。

投稿者 hisaka : 2002年12月26日

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