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2002年09月06日

反省を次につなげて行かなきゃ!

 ホッとしたけれど、反省の山。質問の前に考えた言いたいことがとてもたくさんあったので気持ち早めに話さなくちゃいけない…って思ったら本当に早過ぎるて困るくらいの早口になってしまいました。そうでなくても早口でゆっくりと人に聞いてもらえるような話し方をしなくてはいけないな…と思っているので、今日は更にスピードが加速して最悪だったと思います。質問についても、準備していた部分を丁寧に再質問として組み立てられず、総論的になってしまって、すっきりしないまま終わってしまいました。今回は介護保険制度の見直しはもちろんですが、とりわけ高齢者の生き甲斐づくりや、市民の健康づくりの大切さを主張しようと思ったのですが、そこの部分ではなく「地域福祉計画」にこだわりすぎてしまいました。というのも多摩市の第2次健康福祉プランは福祉分野についてトータルにどのような政策を展開していくかについて目標などが設定してあるわけですが、私としては総論としての計画をもっと小さなエリアに落としこんで、地区計画として、その地区の住民自身も計画づくりからその後の計画実行にまで携われるような仕組みを整えてもらいたいと思っています。そのことに拘りすぎてしまいました。なかなか思い通りの回答が来ないので、何回もしつこいくらいに同じ質問を繰り返し、当然同じような答弁をもらう…という時間を長く使ってしまった気がします。けれども私は行政の計画が「行政が市民のためにやるべきもの」ではなく、「市民の代り行政がやるもの」であると考えているので計画の策定そのものにもっと市民がかかわれるようにしてもらいたいし、そう意味では自分自身の身近なところの地区計画づくりから始めるべきと思っています。それは福祉だけの分野に限らずで、今までのように行政だけで計画を遂行していく時代は終わっているのが地方分権社会だと思います。
 私は質問の通告書の中で「ハイリスク集団」という言葉を用いたことが物議を呼んでしまいました。私自身は差別的な意味もなく、高齢者の実態調査の中で、今後介護が必要になりそうな人(痴呆・寝たきりの可能性のある人)の予測できるようになっていて、そういう人たちのことをハイリスク集団として呼ぶのでそのまま使用してしまいました。けれどもその言葉を聞いた他の方々がやはり問題だと感じたようでした。周囲からも「ハイリスク集団」を使うことに賛否両論あったので、余裕のなさも手伝い、自分の質問中で「ハイリスク集団」という言葉の訂正などを行いませんでしたが、「ことば」の重みを一段と感じさせられました。
 今日は「住基ネット」をテーマにした吉田議員が非常に的確な質問をして、そしてとても有意義な質問時間だったと思いました。私自身も吉田さんの質問を通じて学ぶところもたくさんありました。法律の矛盾点を数多く感じたし、議員としてやっぱり法律や条例、要綱を含めてきちんと押さえておく必要性や勉強をしなくちゃいけないなと強く思いました。
 そして昨日とある人に「議員は勉強してもらっちゃ困る。」と極端に言われて、その人はやはり普通の市民感覚を忘れないで欲しい…ということだと思いますが、議会での質問が傍聴にきている人にも伝わるようにしなくてはならないし、そうなるような質問をして答弁をもらう…そうなりたいと思いました。質問と答弁を通じて、傍聴に来ている人がこの「まち」のことを理解してもらえるようにならないと、私の目標としてのパイプ役としての議員にはなれないからです。
 一般質問はまだまだ2回目だし、これからだよ…って励ましてももらえたけれど、なんか情けなくなるし、ちょっと悔いの残る結果。次へのステップにしていきたいと思います。

投稿者 hisaka : 2002年09月06日

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