9月も前半が終わり、中旬に差し掛かろうとしていますが、まだまだ厳しい暑さが続いています。「ゆっくり骨休めをされてくださいね」というやさしい言葉かけをいただくものの、私はジッとはしていられない性質なもので、自分の経験不足を補うことが必要で、そのためにできることをと心がけ…暮らしております。
とても小さなことであって、他の人から見ると大したことがないことばかりだと思いますが、でもやっぱり、自分自身で「ちょっぴりは成長したかな」と思える手ごたえこそ大事。「今日より、明日。明日より明後日。」と…まあ、そう理想どおりに行くことはありませんが、知らなかったことを知ること、できなかったことができること、当たり前のことなのですが、視野を広げるためには、動くしかないなと思う今日この頃です。
たまたま、日本橋のように出かける用事があり、やっと、アーティゾン美術館に足を運んできました。タイムスケジュールに追われることなく、ゆったりした気分で心にゆとりがなければ、「行きたいなあ」という気持ちがわかないので、こうした時間は貴重です。
円空の仏像が私に放つやわらかな光が眩しくて、立ち尽くしてしまいました。ずっと眺めていたい気分になりました…。そんな素晴らしい作品が迎えてくれ、かれこれ3時間ほど行ったり来たりとしながら、過ごすことができ、文化的になった自己満足に浸りながら帰路に。そして、美術館そのものはリ・スタートしているものの、しかし、過去からの歩みをきちんとつなぎながら、未来を見据えた場所であることを感じることができ、時代と共に時代に合わせて変わっていくのは当然で、むしろ変わっていかざるを得ないとしても、そこに「変わらざるもの」をどう捉え、掴んでいくかがすごく大切なのではないかと考えたのでした。
あ、パルテノン多摩の大規模改修のときに、そのあたりをどう議論してきたのかなあ…とか。そしてまた、議論した結果、今に至るとして、それはどうパフォーマンスとして、市民に還元されているのかな?とか。これは、きっとこれから公共施設を考えていくときに、ますます必要な視点になりそうですね。「これからのことを話そう」って、ちゃんと話し合いができていかなければならないです。
古き景色を壊し、新しいオフィスビルなどの建替え工事など…日本橋周辺、東京駅周辺も再開発なんだなあとキョロキョロと高いビルを見上げてしまう自分には寂しさがあるというか、「こんなに壊していっていいのかな」みたいな気分が入り混じります。人口減少時代に向けてのサイズ感も、もっともっと広い視野で考えるべきなんでしょうか…という疑問がつい生じてしまいます。
そして何というタイミング!大学の先輩からご案内をいただき、手元に届けていただきました。自分では探すこともせず、出会えなかった一冊です。ありがとうございます。
そんなわけで、市議会議員になって以来、私が大事にしてきたのは「書き残しておく」ということ。その時、「私は何を考えたのか」「どう思ったのか、感じたのか」をきちんと表現しておくこと。「市議会議員って何しているのかわからない見えない」…って私自身が感じてきたことをカタチにすることが必要ではないかと…初当選を応援してくれたステイツマンのみんなと話をした結果スタートしたことでもありました。「政治と市民の懸け橋になる」ってどういうことなんだろう…とずっと考えてきた歩みとも言えるかも…。「blog」なんていう便利なシステムがない時代からやってきて、その意味では20年以上経つと進化もするなあとため息出ます。さて、「最近どうしているのか…」と心配されているので、「元気です」とお伝えするために、その日の気分で、毎月「12日」あたりにこちらも更新してみようかと思っています。Facebookページは何となく更新されています。
大学時代のテキスト…見つけ出した!勉強しなおしておく必要性があるので、探し出し、もう一度、読み直してみたいと思います。