久しぶりに自動演奏楽器@パルテノン多摩

来週から定例会なので、その前に…とピアノレッスンに行った帰りにパルテノン多摩に立ち寄り、4階カフェコーナーへ。しばし一服してから、自動演奏楽器のコンサートに。今日は私のスケジュールにぴったり。わざわざ足を運ぶというよりも、ついでに行けるといいなと思っていたので、とても絶妙なタイミングでラッキー。

そして、今日のコンサートでは何といってもヴィオリナのが演奏されるというので、これは聴いておきたいなーと。自動演奏楽器もメンテナンスが大変で、適切な対応をしておかなければ音はどんどんと劣化します。何となく軋むような、あるいはキンキンしているというようなそんな音色はご愛嬌というところかとも思いますが、パルテノン多摩の大規模改修に際し、当初は「マジックサウンドルーム」(自動演奏楽器の展示室。演奏もしていたが。)を廃止したのち、紆余曲折を経て、今は大ホールのホワイエと中央図書館の一角に追いやられたとは言いませんが、配置することになって‥‥と思い出します。

でも、やっぱり、目に触れるところにある効果というのは大きい感じがしていて、市民の方が関心を寄せてくださるからなのか、今日もわりと多くの方がいらしていた気がしました。リピーターが多いのかな?

私はやっぱり、アンピコがお気に入り。当時のピアニストの演奏が再現されるっていうのは凄いことだなと思っていますが、今日も期待を裏切らずドビッシーの「雨の庭」が演奏され(アメリカのピアニストによる演奏。ピアニストの名前忘れる。)、それだけはしっかり動画を撮影(むしろ、事前に告知を見ていて、このために観に行ったので)。

何しろ、ミュージックロールも古くなってしまうと…使用に耐えなくなるようで、今は聴くことができても、「永久ではない」ということ。いつしか、今日の「雨の庭」も聴けなくなってしまうかもなと。パルテノン多摩はミュージックロールと自動演奏楽器をセット購入していたみたいで、とてもたくさんのミュージックロールが収蔵されているのだとか。その中から、コンサートにテーマを設けたりして、それにあった楽曲を選んでいるそうです。ちなみに今日のテーマは「万国博覧会と自動演奏楽器」でした。

いろんな楽曲が入れ替わりで聴くことができるのはとてもうれしいこと。しかし、ミニコンサート以外の時にはただ飾ってあるだけなのは勿体ないと言えば、勿体ないですね。

相変わらず、パッカード社製の自動演奏(パッカード)の音は大きすぎて。私はあんまり好みではなかったのですが、マジックサウンドルームで聴いた時よりは、広い空間に音が広がり、天井にも音が昇天する感じもあって、悪い感じがしなかったのはよかったかもしれません。

ちょうど明日、グリナード永山では小田急多摩線開通50周年のイベントがあるのですが、パルテノン多摩の博物館コーナーでも「鉄道が街にやって来た~多摩ニュータウン鉄道開通50周年~」がはじまっています。 広くはない区画の展示ですが、気軽に立ち寄れて、物知りになれるのでおススメです。

そんなこんなで、京王プラザホテル多摩センターの跡地も解体工事がズンズン進行中。栄枯盛衰を感じつつ、このまちの未来を憂うのではなく、「みんなでいいまちにする」という思いを持たないとね…とか自分を励ます昼下がりとなりました。