定例会最終日は淡々と終わる。

定例会の最終日でした。円滑な議事運営とでも言うのでしょう…すべての議案において、各会派からの討論もなく、挙手だけで進み、約1時間ほどで本会議が終わりました。振り返ると、実はとっても問題含みなことも多く、多摩中央公園の大規模改修にあたっての予算の増額、補正予算の修正案可決などなど、「モノの進め方」というのか、業務の進め方などにおいて、改めて見直した方が良いのではないかという点もあります。議会に共有される、可視化されるというか、私たちに知らされることは日々の行政業務からすると本当に一部のことであって、「氷山の一角かもしれない」という気持ちを忘れずに、行政活動をフォローすることは必要だと思っています。それが議会のチェック機能であり、仕事なので。

多摩センターの駅前の階段。フラッグも含めてリニューアルされていました。多摩市立中央図書館が開館します。ここまでの経過をたどると、かなりすったもんだもしてきて、当初は、旧西落合中学校の跡地に桜美林学園が小中一貫校を新設したいという意向があり、もともとサンピア多摩のプールだった場所(今は桜美林大学アカデミーヒルズの一部)と交換する話しからはじまったことですし。土地を交換してもらい、そこに多摩市が図書館の新設をするという話しですね。議会でかなり議論して、結果的には、多摩中央公園を破壊して図書館を建設することになったのですが、にもかかわらず、「信義則がある」ということで、多摩市は桜美林学園との土地交換については「やらねばならない」と非常に強硬に主張し、強行に進めようともしていました。

今、その話しは一体どうなったのか。あのときに、当時の副市長まで出張ってきて、ものすごく、大学側との信頼関係を主張されていたあの場面は今でも脳裏に焼き付いています。「そういうことはしてはいけない」と私は思っていて。法的位置づけの無い口約束だけを何となく書面にまとめた土地交換の「確認書」(すでに多摩市の公式ホームページからは削除)についても、どうなったのかな…と。確認したけれど、約束が不履行になった場合には、そのことをもう一度双方で確認する必要はないの?…と思っていますが、そのことについて尋ねても、「もう、あの話しは終わりました。」となっているようですね。しかし、もう一つ、多摩市は懲りずに…と言いますか、日本医科大学多摩永山病院の建替えに際しても、同じような対応をしていますが、「確認書」の存在をどう受け止め、双方で市民や地域などのために、その役割と責任を果たしていくんでしょう…と感じています。

中央図書館についてですが、オープンセレモニーは行われる部屋が狭いので、議会からは議長、副議長、子ども教育常任委員会に所属する議員に招待状が届いているそうですね。それ以外の議員の皆さんも(その他大勢で?)、テープカットは屋外でやる予定なので、ぜひいらしてください‥‥

市長から本会議最後のところで、議員全員に向けて呼びかけがありましたが…「え?」と…思いました。せっかくのオープニングですから、これまでの経過を思えばこそ、議会全体に呼び掛けるような配慮はあってもいいのかな?と思いましたが、まあ、議長が代表者として行けば足りる…なんですね。こうしたセレモニーの在り方などを含めて、どう案内状を出すのか…というところ、結構、大切ですよね。

ということで、私たち議員には三つ折りパンフレットと、「しおり」が配付されました。公園の伐採した木をリメイクした「しおり」だとか。とにかく、またいずれ…と思っていますが、とても素敵な調度品というか備品類も並んでいて、一脚…そのお値段は?と思ってもいますので、また決算審査が近づいてから、資料要求してみようかなと思っています。

今日は本会議が終わってから、土地開発公社の評議会でしたので、そちらにも出席。昨年度はほぼ開店休業状態で、土地開発公社としての動いた実績がなかったので、こちらも説明を一通り聞いて終了しました。

ちなみに、明日からグリーンライブセンターも再開館することになりますので、また、どうぞお出かけください。私は明日は必ず、聖蹟桜ヶ丘駅の朝顔市に行きます。朝顔買いたいので。