作業することが多く、滞っているのに、パソコンに無理させたのか、フリーズ。そうなると、突如としてやる気ダウン。そうした時には寝るに限るです。昨日と今日で予算については、各事業項目で質疑が終わりました。明日は予算委員会最終日ですが、全体を総括した内容で質疑が行われる予定です。ちなみに私は私は今日の最後に、フェアな市政の総括質疑を行いました。
他の議員の方の質疑を聴きながら、本当にみなさん、細かなところに気がついて調査をされていたり、勉強もされているなあと関心をしていますが、それとともに、行政側の答弁に「予算を調整するというのは本当に苦労も多く大変なことなんだなあ。」と思うと同時に、答弁者の個性というのか、仕事への想いや理解度が本当によく伝わってくることを感じています。
ところで、質疑についてはだいたい事前に「質問どり」のような格好で職員の方が回ってきます。答弁する側の立場でも「きちんと答えたい」(というか、「答弁するのに恥をかかないように」)との意識の高さを感じますが、しみじみと「変わったなあ。」と思います。なぜなら、私が議員になったころは、「ぶっつけ本番」みたいなことが多くて、「質問どり」などされることはあまりなかったのです。当時を思い起こすと、はるかに年長の(親と同世代の)部長さんたちは質疑と答弁が噛み合わないこととか気にも留めずにいらっしゃり、「相手にされていない感」もありまして。そこから比べると、いい意味で、職員さんたちも真面目になったとも言えるのかもしれません。
実は、今日の総括質疑に備え、昨日、財政課長と意見交換をしていたのですが…(質問どり)、今朝からずっと質疑を聞き、資料などにも目を通しているうちに、昨日段階とは違う内容の質疑をしたくなってしまったんです。自分の伝えたいことというか、その趣旨はそれほど変更していなかったのですが、「すみません」と思いつつ、質疑しておりました。一応、やりとりはカタチにはなった?ので良かったかなと思っていますが、来年度予算は「目玉になるような取組みはない」までも、「これからの50年に向けた新しい未来の基盤をつくる」ために取組みを進めていくスタートになっていくので、とても大事になっていくと受け止めています。「どんな基盤をつくるんだろう」と興味深いですね。まだ、始まっていないので、今後、具体的に内容が議論されていくことと思いますし、現時点で語れる内容も乏しいには乏しかったかもしれませんが、<基盤=物事の土台>…ですので、その重要性を意識してほしいと考えています。
何よりも私は、「これからの50年」は「これまでの50年」とは異なり、とてもしんどい時代になると思っていますし、行政だけでなく議会もそのしんどさを共有していかなければならないと考えていて、今までと同じようにやっていても通用しなくなるように危惧しています。市民のニーズにどう応えることができるか、市民の負担を増やさずして、何とかやりくりをしたいと考えれば考えるほどに、ますます「スクラップ&ビルド」に取り組まなければならないと思いますし、もしかすると「スクラップ&スクラップ&‥‥でビルド」にしなければならなくなるかも。市民からの批判、反発も覚悟のうえで、「でもやらなければならない」ことに着実に取り組まなければならないと思っているのです。なぜなら、子どもたちの泣き顔を見たくないから。私が議員になった20年前よりも、その危機感は大きいです。これからの20年、「2040年」にどんな状態をつくっておきたいのか…そこに視点を置くことの必要を感じています。
「危機感を煽りすぎる」
と言われたのですが、この4年間を振り返れば、私は今年7月に開館する中央図書館についても建設工事をする段階で「ちょっと待って」と考え、反対してきた立場。学校跡地の活用についても旧北貝取小学校の恒久活用化についても「今、それをやらないほうがいい」と考えて反対してきた立場。これ必要なのは、「一時的に建設工事費をどう捻出していくのか?」ではなく、少なくとも30年、40年、50年は使い続けていくために維持するお金を出し切れるのか、人手を確保しきれるのか?という視点です。だからこそ、「本当に大丈夫なの?」と危惧を抱くことは当然のことなのです。個別に見ていけば、図書館本館が新しく立派になることは喜ばしくうれしいこと。恒久活用化となった学校跡地施設についても、市民活動の場が確保されたことはよかった、ホッとする…となるのですが、「個別最適」が必ずしも「全体最適」にはならないことを意識し、財政運営全体に目を向けた調整をしていかなければならない。そこに市長の手腕が問われ、同時に議会での議論が必要となり、「政治によって政策の優先順位を決めていく」ことが求められるはずなのです。
そういえば、ほぼ、同様なこと…一昨日のブログにも示しておりますが、私の立ち位置は明確。今回、「給食費を無料にしてほしい」という市民団体からの陳情も提出されていますが、23区他の自治体のようにそうできるなら、「そうしたい。」。でも、そのための予算をどこから持ってくるのか、捻出するのかがもっと課題なのです。今の多摩市にはハードルが高いのです。無理することができない。生活保護世帯、そこに準ずる世帯の子どもたちの給食費についてはギリギリ、市の方で手当てしています。来年度の予算、例えば、公共施設の光熱費だけでも約3億円増加しているのです。「誰が増加分を負担するの?」…という話しです。約3億円を見出すために、本当にいろんなところをチビリチビリ削っているというのが現状です。それだけに私は、大規模改修したパルテノン多摩の維持管理、運営コストに約4億円の支出とか、そんなところに目が向きますし、リニューアルオープンのこけら落とし公演など含めて「ほぼ赤字ばっかりじゃない」というような企画が並んでいることについて疑問を持たざるを得ません。同じことの繰り返しでしつこいと思われるかもしれませんが、それでも、一度だけでは全く聴く耳を持とうとしてくれないので、「うるさい」「うざい」「めんどくさい」と思われようが、今後も言い続けていかなければならないことがたくさんあるのです。
ひとつ情報提供です。市民の方からもお問い合わせをいただきました。尾根幹線、永山地区の国士舘大学のほぼ並びのところ…以前に物流拠点になっていた場所を世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が取得していることがわかりました。民間事業者どうしでの所有権移転になりますし、そこに介入することは難しい。ただ、事実を伝えるしかできません。共産党の橋本さんが、この件についても改めて質疑をされていましたが、粛々と事態を見守ることしかできません…というのが副市長からの答弁。それはその通りなのですが…。私もその噂を耳にしたのが年明けのころだったのですが、だからと言って、私にできることがない。これだけ社会問題になっていることを考えても、複雑な気持ちでいます。「怖い」という気持ちもあります。とにかく、市民の皆さんの安全や安心を確保することを優先に、できることがあれば対応していかねばならないと思っています。