初めて、市民活動交流センターの喫茶ルームというかカフェへ。初めて見るアイテム…紙ナプキン&マシュマロ。どちらもオリジナルですね。
さて、健康福祉常任委員会で「子どもへの新型コロナワクチン接種について、国に対して慎重な対応を求める意見書提出に関する陳情」が審査されました。結果的には全会一致にはならずで、意見書を出すことにはならずに残念でした。「意見書を出すべき」という立場は私と同じ会派の白田さん、壮士の会の篠塚さん、自民党、公明党、共産党の会派の皆さんは「意見書は出すべきではない」という意思表明をされていました。
共産党の小林憲一さんが「この陳情書で求められている事項については、国に言わなくても、市でも十分対応可能」という趣旨の発言をされていたことが印象的でした。今の在り方で十分と考えているのかどうか…と思います。
厚労省が作成するパンフレットで「アメリカなどでもファイザー社の乳幼児ワクチンが承認されて、使用されている」ことは事実ですが、アメリカではその接種率は極めて低いこと、あるいは、海外では小児接種については慎重に対応すべきと考えている国の方が多いことなど、同じ会派の白田さんからは指摘してもらいましたが、コロナワクチンの長期的な安全性、影響などまだまだ明らかになっていないことが多いにも関わらず、そこを優先的に伝えずして、「努力義務」という格好で、接種勧奨していくことにはとても疑問なのです。成人、大人に対するワクチン接種についても慎重に判断するべきと考えていますが、ましてや子ども、乳幼児ともなれば、もっともっと慎重であってほしいと私は願っています。
だからこそ、厚労省が積極的に知らせようとしないけれど、市民がコロナワクチンについてより正確な情報を得られるようにしてほしい。そのために親切に情報を提供する必要があると考えるものです。市長の判断で決して大げさにせず、事実を伝えることは可能だから。
まだ、コロナワクチンは治験中であることも十分に認識をしておきたいですし、ましてや、オミクロン株2価ワクチン(BA.4.5対応)についてはヒトでの臨床データを得ないままに特例承認していることをもっとわかりやすく伝えることは可能です。多摩市も「ホームページに資料のリンクをしました」…と若干、前進はしましたが、それが「親切」とは私は思えなくて。
とかく、ワクチンひとつを承認するためにていねいに手続きをしてきた日本の常識を覆すようなやり方を進めている現状。私は何よりもその進め方に違和感があります。「非臨床データ」(ヒトでの臨床データを得ていない。マウス実験のみ。)で確認して承認をしてしまったことに、私はあり得ないと思いました。だから「特例承認」という枠に入れられているのですが。そのことがどんな重たさのあることか私たちはどこまで共有して、接種の選択ができているのでしょうか。ワクチンは強制ではなく、接種するかしないかの判断は人それぞれということで、私もじっと行方を見守ってきましたが、やっぱり黙認していてはいけない…という気持ちになっています。
慎重に慎重にを重ね、ワクチンの安全性を判断し、国民に対する接種にGOサインを出してきたのが今までの厚労省だったはず。そして、私たちはそのプロセスを信頼してきた。感染症対策をスピーディにというのはわかります。でも、こんなかたちで特例承認をし、接種勧奨をし、そして今、多くの被害者を出しているのか…「ゼロリスクではないんだから仕方ない」とは言い切れないような被害が広がりつつあるような気がします。コロナワクチン接種のメリットだけでなく、デメリットもきちんと知らせておくべき。従来とは異なり、ものすごい数の副反応報告がされている…こうした事実が多くの方々に知られているとは思えません。
乳幼児や子どもたちへの接種を判断するのは保護者。私は成長期にある子どもたちへの接種には消極的立場です。できれば、接種することを立ち止まってほしいと願っています。もちろん、接種を希望する方への選択を否定するものではなく、その選択も尊重します。その立場から、接種券は一律送付せず、希望者が申請し、個別に送付するような手法をとってほしいと考えてきました。残念ながら、それについて、委員会では指摘されることはありませんでしたが、現状を鑑み、今後についてはよりよい手法を採用してもらいたいと願うばかりです。
今日の委員会の様子は陳情代表者の発言から始まり、質疑があり、答弁があり…傍聴に足運んでくださった方もいました。傍聴と言っても本会議場には入れないので、市役所ロビーにある大型テレビと言うか、モニターを囲んで見守る市民の姿がありました。乳児も子どもも…。市内外、多くの方が署名をしてくださったと伺っています。決して、今のやり方でいいと考えている人たちではない、「反ワクチン」とレッテルを貼り、奇異な目で見られることも少なくない中、勇気をもって署名活動に取り組んでくださった方には頭が下がるばかりです。そして、高齢者の方の中にも「子どもには接種させたくない。」「孫には接種しないでほしい。」と積極的に署名をくださった方もいらっしゃると伺っています。この想いを意見書と言う形式で、多摩市議会から国に届けることはできないことは、繰り返しになりますが、本当に残念。でも、陳情を出す、そのために行動した市民の存在を市長にも受け止めてもらえると良いなあ。
声を上げていく。
きっと大切なことで、小さな一歩だと思うので。私はこうした陳情を上げてくださったみなさんに心から感謝しています。どうもありがとうございます。