ほとんど多くの人がマスクをし、国民の約8割は2回以上のワクチン接種をしていて…にもかかわらず、感染者が減るどころか…という日本の状況。海外の状況とはずいぶんと違い、「異様」と指摘されるのも当然ですね。ワクチンがまるで切り札のようになっている日本…本当にそうなのかしら?と疑義を抱く人がいるのもこれまた当然のことでしょう。
さて、今日も一般質問が続きました。私は週明けに質問の順番が回ってくるので、その準備をしているのですが…。「どんなこと再質問されるですか?」なんてことをヒアリングされておりますが、その前に「どんな内容で答弁されるんですか?」って感じです。私が議員になったころは答弁などほとんど言っていいほど教えてももらえず。むしろ、再質問をしたところで、まともに答えてもらえるようなことが少なく、まるではぐらかして答弁するのが腕のいい部長…という感じだった気もします。それに比べると、今は、質問する当日の朝には、市長の答弁書が配布され、再質問を多少は考えることもできますし、一般質問のやり方も様変わりしています。まあ、そういう意味では、昔と比べて事前準備を万全にしておく優等生的な感じで議会全体も運営されている気がします。
波風が立つこと無し。粛々と議事進行も進んでいますし、本会議2日目もいつも通りのことでした。今日は安斉議員の質問に注目。私と同じ20年前の市議会議員の補欠選挙で当選された安斉議員は今期で引退されると聞いています。会派も違えば、年齢も異なりますが、やっぱり「同期生」でもあって、一方的には存在そのものが心強かったので。常に「弱者の立場」を優先に考えておられ、その軸はブレることがないんですよね。とても勉強熱心で、調査活動などもていねいにされる議員さんでもあり、市議会全体として捉えてみても、その立ち位置を考えると、惜しいです。
今日も、UR賃貸住宅の高い家賃のことを指摘されていて、まさに「居住福祉」を考える時にも外せない視点ですし、学童クラブの問題にしても、もともと障害のある子どもたちの保育にも携わっておられたので、その経験もふまえて常に「保育の質」にこだわって質問されているなと思いました。「学童クラブで子どもたちの生活力が育まれる」とおっしゃっていましたが、そのために必要な環境づくりには何しろ「人」が必要。「ただ単に子どもを預かるだけの場所ではない」…この意識を軸にできるかどうかで学童クラブの在り方も質も大きく変わってくると感じます。学童クラブと放課後子ども教室との一体化の方向も模索しているようですが、両者の違いを意識し、それぞれの良さを損なうことのないように議論を進めることができるなら理想的です。
そういえば、「子どもの声が騒音」ということで、長野市で公園が廃止になったというニュースがありました。ネットニュースで見た時に、思わず目を疑いました。実際の現場に居合わせているわけでなく、安易に論評などできませんが、社会全体の窮屈さ…、子どもたちの生きにくさをまるで物語るような話題。ニュースを見る限りだと、心寂しくなるなあと思った次第です。だから、ますます少子化が進むとさえ思えてしまう…。
久しぶりにこじんまりと忘年会。集まれるって楽しい。いろんな経験談を伝え聞くことで、視野が広がりますし、深まりますね。