参議院選挙が終わりましたね。結果は想定通りだったという印象で、それほどの落胆もなく、私は今までと変わらず、自分自身の活動を淡々と進めることだけだなと思っています。
今日からまた、フェアな市政の駅頭活動を再開。
マイクも使わず、ただ、立っているだけで…「何のため?」と市民の方から言われると、「何のためなんだろう?」と反芻することも無いわけではなく…。もともと…20年前に議員になった時から、ずっと続けている活動で、「市議会の存在を身近に感じてもらう一つの手段」と思っているのですが、それは思い違いなのかもしれないなと感じることも無いわけではありません。
でも、何となく顔見知りになる方、声をかけてくださる方もいらっしゃいますし、何かの時に…いつも駅前でお会いしている方に声をかけていただくこともあります(でも、名前はわからない)。
さて、参院選挙の結果に私が最も危惧をするのは…「数の力で押し切る」政治になってしまうことですね。少数派の意見も吟味していこうとする感覚が失われているような、国会を見ていて(見ていると言っても大部分は見れていないともいえるが)、象徴的にマスコミなどで報道されるような場面からは「多数が取れれば、何でもいい」というような雰囲気しか伝わってこないので、余計に、そう思えてなりません。少数派の意見を真剣には聴かず、多数派が少数派を嘲笑するような風潮や空気感が国会の録画中継などからも伝わってくることが、私にとっては本当に深刻。
「民主主義は話し合い」というよりも、「民主主義は多数決」という人の方がますます増えている感じもします。結論を出すための手段として、最後は多数決なのかもしれませんが、その大前提には「とことん話し合って、議論を深めて」がなければならないと思っているのですが、どうやらそうでもない?多摩市議会の現状はどうなのか…ということも自分自身の中では振り返っておく必要がありますね。
いずれにせよ、政治の在りようがが世の中全体にある空気をつくりだしていくような印象を受けていて、それもまた、多くの市民にとっては無意識のうちにだと思っているので、今、改めて「民主主義とは何か」みたいな固い議論が必要ではないかなと感じているところです。久しぶりに会派のメンバーで集まって、情報交換などもしていると、共通するところしないところも見えてきたりして、面白い。
そういえば、今朝、選挙投票日翌日だったので、朝の永山駅には共産党の橋本議員と安斉議員もいらっしゃって、早速に選挙報告のチラシの配布をされていて。こうした運動力と言うのか、活動力と言うのか、きちんとフィードバックしている姿勢には頭が下がります。昨日の今日でチラシを作成して、印刷をして…早朝に間に合わせるというの、やっぱりすごいなあって思って感心してしまうのでした。多摩市内の得票数では立憲民主党の蓮舫さんがトップだったのですね。
投票率も前回よりもアップしていて、54.58%から57.37パーセントだったよう。そこ、今回の選挙結果でうれしかったことかも。