多摩市も「一括・現金」…子育て世帯への臨時給付金。

先週末まで開催されていた作品展「ぱらあーと」。かわいく並んだハリネズミたちを見ながら、子どもたちが「ハリ一本」を真剣につけたんだろうなあと想像。

そういえば、来年は「寅年」なんだなあってことも思い出しました。

今日は議会では子ども教育常任委員会が開催されましたが、昨日の国会におけるやり取りを受けて、多摩市でも「子育て世帯」への臨時給付金について…子どもの未来を応援するための支援金ですが、「現金で10万円を一括給付」と方針を確定したとの報告ありました。

ということで、こちらに情報が掲載されています。「なんだかさっぱりよくわからない」…政策目的など含めて、いろいろな指摘がされておりますが、多摩市としては粛々と…国の方針や支持を仰ぎつつ事務作業を進めていくのみ…。市議会最終日に改めて関連の補正予算が提出される運びです。「愚策」と指摘をした議員は補正予算に反対するのかな?

今日の委員会では「子ども・若者の権利を保障し支援と活躍を推進する条例」についても事前には付帯決議や修正案?‥という話もありましたが、結論としては市長が提出した内容で全会一致で可決したようですね。議会として、具体的な提案事項を取りまとめ、附帯決議にまとめることができると理想的とも言えますが、合意形成をするのは常に難しいことですね。

参考資料として市民の方からいただいた家計の消費構造の変化を捉えるデータから見えてくるのは、とにかく日々の生活でカツカツになっていて、教養や文化といったプラスαになる分野への支出ができていない、難しくなっている実態ですね。年が明けると、「食べるもの」を含めての値上げがドスンと暮らしと家計にさらに大打撃をもたらしそう。子育て世帯への臨時給付金も消費の喚起に結びつくというよりは、日々の生活費として消えていってしまうだけではないか…って思えてきます。物価上昇なのに、給料が上がらない‥支えなければならない高齢世代は増えていく、負担と分かち合い…重たい。

そんな渦中での多摩市…パルテノン多摩の大規模改修工事も予定通りに終わり、議員にも内覧会のお知らせが届いています。「プラスα」分野への支出が厳しくなっている各家庭の現状を考える時、文化活動の拠点になり、公的な役割のあるパルテノン多摩ではその責任をどう果たしていくのでしょう…と注視したいですね。すでにコロナ前には戻れないわけであって、それ以前に議論されていたことだけにしがみつくこともできないはず。時代環境に合わせていかに発想転換ができているか問われるでしょう。

近所にアートを感じられることって必要だなあ。これも「ぱらあーと」の一環で、諏訪商店街に飾ってあった作品。今年最後の定例会も、いよいよ大詰め。来週火曜日が最終日です。