夕方に土砂降りになって、空を見上げたら虹が出ている…という景色に遭遇すると「いいことがあるかなあ」と根拠もなく思えてしまうのは幸せなひとときかもしれませんね。昨日の夕方に虹が出ていましたが、でも、今日もいつもと同じような一日でした。ただ、いつもと同じように過ごせることもまた幸せですね。島根や鳥取の大雨の被害も心配です。
今日から4度めの緊急非常事態宣言です。議会では定例的に開催している災害対策連絡会があり、今後の対応などが報告されたものの、基本的には「感染防止対策徹底」ということで、公共施設などの閉鎖も最小限にしていく方向で、集客が多くなると見込まれるようなイベントなどの開催は見合わせつつ、何というか…繰り返される「緊急非常事態宣言」にスムーズな対応ができるようになっている感じですね。昨日までと何かが大きく変わるというようなことありません。
新型コロナワクチン接種についての報告もありましたが、こちらも粛々と進捗していて、希望者が接種できるような体制が整えられていて、5月連休明けの接種予約のあの騒ぎ…戦々恐々としていた雰囲気も落ち着いてきたのかなという印象もあります。ワクチン接種については追加での予算が必要になるとのことで、14日に臨時議会が開催されることになっています。
この土曜日に、久しぶりに北諏訪地区の青少年問題協議会が開催されました。会議の開催も1年半ぶりくらいのことであって、「本当にご無沙汰しております。」という間に、小中学校はPTAの役員のみなさんの顔ぶれも変わっていますし、学校の先生も異動などで変わっていたりして、もちろん、北諏訪小学校の校舎に入るのも同じくらい久しぶりのことだったので新鮮でした。
会議の際、北諏訪小学校の校長先生から「プールの授業の外部委託」についての報告があり、取材を受けたものがテレビで放送されると聞いたので、本日、バッチリ録画をして視聴しました。天候に左右されずにプールの授業ができることや、プールの水質管理などの先生たちの負担軽減ができること、プールの授業を見学する子どもの数も5分の1に減ることや、グループ分けによる指導がきめこまかくできることなどを含めて、メリットが多く語られていました。校長先生も「子どもたちが泳ぐ力が格段に上がる」と実感を語っておられましたが、確かに、担任の先生だけで指導するのとは異なり、複数のプロのコーチのみなさんが加わることにより、指導体制が充実していることがわかります。コスト的には単年度で見れば「増」になるものの、維持管理費用などを含め長期的に考えれば「高くない」という計算になっていることも案内されていました。今後3年をかけ、全小学校にもこの取り組みを拡げていく方向になっていますが、北諏訪小学校のように徒歩5分圏内に民間プールがあるところばかりではないので…そこが課題ですね。
札幌に住んでいた時には学校にプールが無く、夏のシーズンに2回だけだったと思いますが、隣の小学校だったかにみんなで歩いて出かけて行った記憶があります。遠足気分だったことも思い出しますね。たった2回だけのプールでしたし、スクール水着などの指定もなく、色とりどりの水着を着て、みんなで水遊びをしていたことだけを思い出します。すごく楽しかったなと。プールの授業って「泳ぎがうまくなるだけ」が目的ではなさそうな気もしますね。今はそうではないのかしら?ちなみに、多摩市に引っ越してきて、学校が水着までも指定することに「えーっ!」ってなり、自前の水着を着ていたのも懐かしい。運動が苦手な私は札幌にいてスイミングスクールに通っていました。おかげでプールだけは大好きで、足は遅くても泳ぐことは人並みにできていて、スクールの水着は私にとって誇りでもありました。ですので、北諏訪小学校に転校してきてからの2年間はスイミングスクールの水着を着て、授業に参加していました。水着の色は「赤」でした。そのことでプールの授業に支障があったとも思えません。
ということで、「プール授業の外部委託化」についてですが、ゲストコメンテーターからは子どもたちにより良い指導をするという点からも好評で、「スポーツ選手のセカンドキャリア」という視点からも推進されていくべきだと力強い後押しがありました。個人的には今のところはメリットに目が向いていくものの、必ず、デメリットというか課題も見えてくるだろうと思っていますので、そこを丁寧に検証しながら、より良い取り組みに進化させていく姿勢を持ち続けるべき…と考えています。
久々に入った学校内。1年生の教室のところに、七夕飾りが、願い事をしたためて、掲示されていました。「でんしゃにしょっちゅう乗れますように」って書いてあるのが目に留まりました。コロナ禍の子どもたちの気持ちが素直に表現されていますよね。そんなこと、コロナ前には考えたこともなかったですね。
それにしても、緊急非常事態宣言にはどのような効果があるのか…この状態を子どもたちがどう受け止めているんだろう…と思えてなりません。政治への信頼感はますます揺らぎそうですね。