新型コロナウイルス禍…青少年問題協議会地区委員会の活動も開店休業というか、休止状態になっています。昨年は会議を一度も開けなかった地区もあり、緊急事態宣言が明けてから少し落ち着いたかな…というころを見計らって会議を開催しているところもあり…地区によって様々です。
今月はちょうど総会の時期でもあり、今日は諏訪地区委員会の会議が行われました。前回は集会所で開催されたのですが今日は諏訪小学校が会場でした。
今は、入学式や卒業式はもちろんのこと、各種行事などなど…学齢期の子どもがいなければ、学校敷地内に足を踏み入れることも憚られる状況であり、フェンス越しに外から学校を眺め、校庭の子どもたちの様子などは目にしていても、学校建物内に入ることは一年以上ぶり。この間、学校からは頻度は違えど「学校だより」などは届けてくださっていたものの、やっぱり、疎遠になっていて…。なので、今日は諏訪小学校の校門に入った瞬間、うれしいなあとなんか感激に近い気持ちになったのでした。
緊急事態宣言下にあっても、感染予防対策を行い、会議開催を判断してくださった役員のみなさん、また、学校を会場とすることを判断してくださった諏訪小学校の校長先生に感謝ですね。
そして、今日の会議で何より印象的だったのは諏訪小学校、諏訪中学校共に校長、副校長先生が出席をされ、「地域があっての学校」ということを強調されていたことでした。学校はコロナ対策として、物理的に閉鎖しなければならず、「地域に開かれた学校」を実践しにくい状態ですが、多摩市は「コミュニティスクール」を掲げていますので、各学校が地域とつながり教育活動を展開をしていくことはむしろ…各学校とも市教委から課された目標と言えそうですね。なので、余計に…この状況にあっての会議で、「地域と共にある学校でありたい」という先生たちの想い(管理職としての使命感)が語られたように思いました。
あくまでも個人的な見解ですが、過去からの話を見聞きしていても学校ほど閉ざされた場所ってなかったと思っていて、それは、きっと、そのほうが学校には都合がよかったからではなかったか…とも思っていて…ところが、時代は見事に変わり、いつしか「地域に開かれた学校」とか「学校、家庭、地域の連携」とか…うるさいくらいに言われるようになっているのが「現在(いま)」ではないかなと。
そして、近年は…校長、副校長をはじめ、教職員一同を上げて、地域行事などにもどっぷり関わっていくようなことになっていたりで、もちろん、それは必要なことであって、否定すべきことでもないし、決して悪いことでもなくて、先生たちが行事に足を運んでくださることで顔が見えるというのは大事なことだけれど…しかし、それによって学校が忙殺されていなしないかしら?あるいは先生たちがホッと一息つけるような時間がないとしたら?と思うこともしばしばあったんですね。
その点では、「地域あっての学校」「地域に開かれた学校」…大事なこととはいえ、コロナ禍でひと休みしなければならなくなった時間をチャンスととらえたいものです。いい意味で、今までの振り返りをしたり、そしてまた、それぞれの地域や学校ごとに無理のないつながり、ほどよい関係性を編みなおす機会にすることこそ求められそうです。
諏訪地区委員会の会議も今年度から、毎月開催から奇数月開催と回数を減らすなど、役員のみなさんも学校負担はもちろんのこと、会議に出席をするメンバーの負担感なども考慮してくださったようです。役員のみなさんの負担増になっていなければ良いなと思いますが、地域の活動は「無理なく継続していく」ことが何よりですね。ゆるやかに地域のつながりを保ち、子どもたちの成長を見守っていける環境を整えていきたいものです。
それにしても、今日の会議は「なつかしい気分になるくらいに久しぶり」と誰もが思えるような「場」でした。それとともに、やっぱり、顔を合わせて、情報交換することの価値を実感できた気もします。オンラインだとダメだなってことも含めて。まだまだコロナ禍は継続しそうですが、学校と地域と、そして保護者と。青少協地区委員会の会議も今まで通り、予定通りとはいかないこともあると思っていますが、無理はせず、前に進めていきたいものです。「できることを少しずつ」…という心がけをしていることだけでも良いのではないかなって。
しかし…THE行政用語の「社会環境の浄化活動」って嫌な表現ですね。青少協の活動で総会になるといつも耳にする言葉なのですが、好きになれません。古臭い表現ですし、あまり心地よい響きではなく、違う表現にならないのかしら。
今日のハーモニー塾は「オムそば」でした。地区委員会の会議の前、少しだけお手伝いをしてきました。これもまた、私ができるささやかな地域の活動のひとつ。私たちの活動にいつもお野菜を届けてくださる方からの…そら豆とニンニク…多摩市産もおすそ分けしてもらいました。感謝を込めていただきます。