「議会愛」…リモート議会に取組む取手市議会の事例。

久しぶりにコンビニのアイスクリームコーナーを覗いてしまう。見つけたのは「白い恋人」モチーフのアイス。北海道と言えば…と定番の味。子ども時代からもらってうれしいお土産でした。アイスクリームにするとどんな味に?しかもサンドアイス…ということで、期待感が大きすぎたので、美味しいけれど、個人的には本物の「白い恋人」のことが思い浮かびすぎるので、その落差にちょっと残念さもあり。ラングドシャイメージのクッキー…アイスクリームにするサンドクッキーで味わいを表現するのは難しそう。アイスクリームはホワイトチョコ味というのがいまいち中途半端な感じなのと、ホワイトチョコチップが時々入っていて、意外と私にはその大きさなど含めて何となくザラメせんべいを食べているような感触。リピートしようかな…というまでには至りませんが、でも、こうしてアイスクリームにしてみようという発想がいいなって思います。

今日は午前中は質問づくりに向けたヒアリングをして、午後から取手市議会のリモート議会の取組みを学ぶ学習会@オンライン。若手市議会議員の会が主催でしたが、オープンセミナーになっていて、200人近い方の参加がありました。リモートで議会をやるというのは、災害時に議会を止めない…という意味では、体制を整えておくことは必要かなと思っています。ただ、私はそもそもオンラインのやりとりというのは、人間の持つ「五感」の働きの一部しか機能させられない部分があると考えているので、効率化が必ずしも優先されないだろうなという考えがあります。

とはいえ、そもそも、有事の時に「リモート議会」ができることは有効だと思っているので、多摩市議会でもぜひ前向きに検討してほしいとは思います。セミナーの中でグループワークがあり「場の雰囲気とかもあると思うから、直接対面で議会を開催したほうが良いのではないか」と学生インターンの参加者が意見を述べてくださって、とてもまっとう!と思いましたね。大学生もそう思うんだなっていう点は大いに参考になるというものです。多摩市域の面積位であれば、有事の時であっても議会に集まるのがものすごく困難ということはないかもしれません…そもそも議員はみんな市内に在住していることを考えても、何とか参集できるといえばその通りなので。

一方、女性で産休、育休のように一定期間の休暇を必要とする場合には、リモート議会の仕組みがあれば、自宅にいても議会に出席できる可能性は開かれます。とはいえ、子どもがいて実際にオンライン議会に集中することもまた意外と難しいのではないかとも個人的には想像します。

個人的にはリモート議会については「やろうと思えばできる」と思っていて、もちろん、機材などがあるかどうかという点もあり、初期の準備は必要ですが、あとは「やる気」の問題ではないのかなと感じているというのが正直なところ。取手市議会の場合には、今日も講師を務めてくださった事務局の岩崎弘宜さんの力が大きいと思われます。取手市が合併をした藤代町出身の職員さんですが、途中3年間ほど市民相談担当の経験があるそうですが、町の時代から今に至るまでまさに「議会事務局一筋」でお仕事を重ねてこられている方。どうやら「議会愛」というのがポイントですし、キーワードになりそうですね。

そういえば、多摩市議会でもタブレット導入にあたって…「執行部のほうは対応ができない」ということが当初の壁だったように思います。当時、議長だった萩原さんと事務局長が粘り強く行政側(お財布を握るのは市長ですから)と交渉を重ねていたことを懐かしく思い出した次第です。

やはり、「議会運営をより良くしていく」という観点、議会が進化したり発展することを議会事務局職員がどれほど望むかどうかによっても異なってくると思います。「議会が良くなる」ことを望めばこそ、議員はみながそう望み取り組んでいるので(はずですが)、そうなれば、「やれない理由」とか「やらない理由」ではなく、「どうやったらやれるのか」「どうすればできるようになるか」を考えるように思考回路が流れていく気もします。

今日のセミナーは多摩市議会からもオンライン会議プロジェクトチームのメンバーや議会事務局も参加していたようなので、ぜひ、何のために「オンライン会議」を実施する必要があるのか…という目的から確認しながら、有事の際の対応として検討が進むと良いのかなとは思います。とりあえず、一度やってみるということでは、昨年の夏にトライしたこともあるようですが、それはいまいち上手くいかなかったわけでその時の課題を洗い出しながら、「どうやればできるのか」を考えるところから始まりそうですね。私はオンライン会議などに参加するとなると、自宅の環境整備も必要だなと思っていて、モニターを増やすとか…自分なりに良い環境を整える必要があることに気が重たくなります。どうも「画面」が苦手なんです。