七草農場からの。

 

SNSを通じて、中高時代の友人ともうれしい再会が重なります。その一つ…長野県の伊那市に移住している友人の農家からお野菜とおかきをお取り寄せ。そもそもは「絶品のおかき」と見た瞬間に、「食べたい!」と思い、どうせなら、お野菜も一緒にと注文してみました。日本の農を守るためには、土を守っていく必要があって、土の元気を守るために日々精を尽くしている農家さんを応援したくなります。多摩市や近隣の地区にも土にこだわり、がんばっておられるかたも多いので、ぜひ市民のみなさんにも「食べ支えてほしいな」と思っていますが、顔の見える関係を大事にして、縁を大切にしながら、私たちの「食」を守っていきたいという思いが年々増しています。なかなか自分で畑をやってみる…ここは私にはハードルが高い。そうなると消費者としてできることを少しだけ。

立派なネギ。にんじんくさいにんじん。土の薫りも一緒に箱の中に。

今日はとある場所へ足を運び・・・教育談義というか、意見交換をしてきました。子どもたちのために私たち大人はどんなことできるのだろう。ヒントをたくさんいただきました。

インフィニティ国際学院のことを知りまして、すごい面白い!…と。GIGAスクール構想で子どもたちに一人一台のタブレット…となると、より自学自習で子どもたちが自分自身で学んでいくようになるはず。その時の、先生たちの役割ってどう変容していくのか…に関心を寄せていますが、学校観や先生観というか、変わっていかざるを得ないと思うのです。N高の存在もますます際立ってきた気がするのは、私の周りにも「通学している!」と話している子どもたちがいるからかも。

これから、海外から日本へも学校が進出してくるというお話も伺いましたが、実際に、自然環境に囲まれた場所の学び舎づくり・・・進んできそうですね(岩手県・安比高原にインターナショナルスクール!)。ただ、すべての子どもたちがこうした選択肢を手にして、学校を選べるかどうか…という視点で考える時、そこには残念ながら「所得」の壁。「所得の格差×子どもの格差」のことをどう解決すべきなのか、解決できるのか…大きな政治的課題ですが。

ところで、今日は子ども教育常任委員会でパルテノン多摩の次期指定管理者の選定について、議案審査が行われたのですが…「今年の4月から共同事業体の業務がスタートして」みたいなニュアンスのことが語られていることにホント、納得がいかないんです。なぜなら、共同事業体が組織されてから1年は経過していますから。いきなり今年の4月から始まったわけではなくて、その事前から、何度となく打ち合わせを重ねていたはずですね。そもそも多摩市文化振興財団が共同事業体を組織するためのパートナー選びを始めたのは…いつのこと?…と言いたいです。なぜ、そんなに早くパートナー選びをしたのかを考えれば、わかりますよね。次期指定管理者の選定に合わせて準備をしなければならないからでしょう…。

もちろん、次期指定管理者の選定について、公募になるか、公募はせずに特命にするのか…その方針が決まるまでには一定時間を要したとはいえ、しかし、いずれせよ、「次期指定管理者」になることを目指した段取りを着々と進めていたことを忘れてしまったのかしら?と思いますね。市側がその状況というかその経過を踏まえてなのか、踏まえずなのかわかりませんが、今回の指定管理者の選定にあたって「不十分な提案書しか出せなかったのは、4月からスタートしたので、コロナとか何とか…オンラインで業務をしていたために…」というような説明をすることに違和感があります。

とかく、これまで約267億円もの運営コストをパルテノン多摩にかけてきたことに市民はどんな評価をするでしょうね。その活動に関わってきた市民だけでなく、全市民にとって「このコスト総額」がどう評価されるのかについて、やっぱり真摯にその評価を受け止めていくことが必要と思えてなりません。帰宅してから、委員会の録画映像を見ていたのですが、ガッカリ。「どう弁護するのか」ではなく、「どう現実を受け止めて、ここから出発していくのか」のほうが大事だと思います。それにしても、大規模改修をして再開館するときの備品にも3億円くらい出す心づもりがされているそうで。すごいお金ですよね。比較してはならないとはいえ、私はついつい、市内の小中学校の備品類などのこと思い出してしまいます。

議会は4つの委員会が終了し、代表者会議、議会運営委員会・・・そして来週月曜日が本会議最終日という日程。あっという間に年末だ。