11月も中旬に差し掛かり・・・。

今日は来週開催される三市収益事業組合の定例会に先立つ代表者会議でした。事前に行われる議案説明という位置づけです。今は、組合の管理者が稲城市、副管理者にあきる野市と多摩市となっているので、組合の事務局も稲城市からの出向している職員さんたちが中心になっていて、多摩市からも1名の職員が出向というか派遣されて事務局業務にあたっています。組合の事務所は江戸川競艇場内にあることから、会議以外で職員さんと顔を合わす機会もそれほどないというよりか滅多にないというほうが良いのかもしれませんが、こうした一部事務組合というのは、よその市役所の職員の方と机を並べるという意味では、同じ役所と言っても文化の違いを感じるのではないのかなあと思ったりもして、いつかそのことを聞いてみたいなと思っています。

ボートレース業界全体は売り上げを伸ばしている状況にありますが、三市収益事業組合そのものの経営はなかなか厳しい状況で、ボートピア習志野が廃止になってしまったことから、今後の収益確保についてかなり厳しい見込みとなっているのが現状です。しばらくは財政調整基金を取り崩しながら、これまでと同様に年間2000万円を三市それぞれに配分する方針になっていますが、しかし、財政調整基金もいつかは…というか、それほど潤沢なわけではなく、今のままで行けば、そう遠くはないうちに底をついてしまうのではないか…という見込みもあります。

こうした状況をどうにか挽回したいと思っているのですが、今日も会議後の雑談時間では、今後の運営をどうしていくか…話題には出るものの、なかなかその先に進めないような状況に「市民に対する責務」という点で思い悩むなあと考えています。収益が確保されないような状態なのに「収益事業組合」と名乗ることも憚れるというのはその通りですね。収益を上げてこその存在価値と存在意義・・・そこは「かつては多くの収益が確保されていた」と過去を懐かしんでいる場合ではなく、現状で市民にどう還元されていくか、未来にわたってはどうなのか?という観点で議論を重ねていきたいものです。

私が言うまでもなく、おそらく、管理者である稲城市長やもちろん副管理者のあきる野市長、多摩市長と理事者の方々も考えておられることと思うのですが。

ところで、新型コロナウイルスについても感染者がまた増えてきたというニュースに気持ちが縮こまってしまいます。街にイルミネーションを見るとついつい「去年はなあ」と思い出してしまいます。暮らし方がこんなにも様変わりしてしまうのかと。とはいえ、イルミネーションのそばで遊んでいる子どもたちは本当に無邪気で。その姿は変わらずで、ホッとします。ぐっと冷え込んできました。今日は秋ではなくて冬を感じる一日でした。体調にはどうぞお気をつけください。