9月議会 一般質問2日目

このキョロちゃんは「見てるよ!」って言っているみたいですね。声を出すことはしなくても「見てる」という人は多いのではないか?という気がする今日この頃。

本日は一般質問は2日目でした。今日は5人が質問をしましたが、最後のほうになると、今日の一番最初の質問者って誰だったかな?…なんて記憶が遠のくこともあるのですね。今日は自民党の松田議員、公明党の池田議員、共産党の安斉議員、そして同じ会派の折戸議員と斎藤議員という順番でした。一般質問に限らずなのですが、どうしても女性議員の質問のほうが聞きやすいというのは私だけでしょうか?性別は関係ない!…と言われるのかもしれませんが、「~してほしい」という市への要望や提案もどちらかと言えば女性のほうが言葉に心がこもっている感じがするのです…気のせいかなあ。

池田議員からは「ごみ問題」では、マスクが路上などに落ちてる(新たなポイ捨て?)ことが指摘され、障害者問題では特に聴覚障害者の方々への対応を拡充していくことや改善していくことの必要性が的確に指摘されていました。先日、インフォメーションギャップマスターの理事長伊藤芳浩さんからお話を伺う機会がありました。その際にも話題になっていたのが電話リレーサービスでしたが、今後広まっていく取組みになっていくとは思いますし、広まってほしいと思う一方で、手話のできるオペレーターさんの確保の問題等、いくつか課題も上がっていました。オペレーターが顔見知りであるとありがたい…心強いという当事者の声に「そうだよなあ」と思ったばかり。安心して利用できる仕組みづくりが求められます。多摩市でも検討を進めていくと思われますが、ぜひ、当事者のみなさんや支援者の皆さんも交えて、いいシステムにしてほしいですね。専門的な用語を使う医療現場で通訳ができる方も必要ですね。また、最近は聴覚障害のある方が安心して利用できる介護サービスなどのことにも関心があります。聴覚障害のある方々のグループホームなどなど安心して老いを迎えることのできる場所のこともあまり語られることはないものの気になっていることです。

あ、それから池田議員が話題にしていた高齢者の「ごみ出し」問題ですが、「古新聞が山になるとはいえ、活字は大事」ということもあって、新聞屋さんも最近は購読料が銀行引き落としだったりすると、なかなか回収もしてくれず…というお困りごとに対応したばかりでした。古新聞に限らずですが、日常的なごみ出しのことも、特にエレベーターのない住宅の場合には「ふれあい収集」のような仕組みがあると良いですよね。でも、どの地域でも対応可能というわけでなければ、やはり行政で何か策を講じなければです。稲城市や日野市ではすでに行われているということで、多摩市だけやっていなかったのか!…と私も今更知りました。

安斉議員は生活困窮者の支援について、ていねいに質問をされていて、私もこの分野については詳しくないので、むしろやりとりを聞きながら勉強をしている感じでした。きめ細かな対応を行っていくためにはどうすればいいか?もちろん、増加する相談数に応じて相談員の数を増やすことも必要だと思っていますが、私自身はやっぱり相談員の数が多ければそれで良いというわけではなく、その相談員さんのスキルとか経験、経験を重ねながら磨いてきた腕というかカンみたいなものがとっても大事だと感じます。

相談って、結局…相談員の数が増えれば解決できるというものではなく、的確に相談に乗れていなければ、解決どころかさらに状況を深刻化複雑化させる場合もありますからね。それは、児童虐待対応や不登校問題等への対応でも全く同じことが言えそうです。

折戸議員は地域課題ということで、「豊ヶ丘南公園」の池の問題を中心に取り上げていましたが、今後もニュータウン地域の「美」を守っていくというのか、美観を損ねず維持していくためにはどうしていくべきなのか…限られた税金をどう使っていくかがますます問われるような気がしますね。公園のみならず、街路などについても同様。植木はいずれも年月を重ね、立派になっているというか、巨木になっているというか、老木になっているところもあるというのか…。地域を見回して、「街がきれいなはずなのに、全然きれいさを感じない」と言われることも多く、そこ、何とかしないといけないという問題意識は誰しも共通化できるように思います。

これまでは「市民協働」なんてことで進めてきた、進めてこれた部分もありますが、高齢化が進んでいること、今後は、若い人たちはとにかく働かなければならない時代にあって、「市民協働」に割ける時間やら心の余裕もどんどん削られていく気がしますし、担い手は先細り・・・。ここでやっぱり、今までの手法では続かないことを念頭に置きながら、よりよく「街の美観」を守り育んでいくための知恵を絞りたいものです。

あと、現在「南豊ヶ丘フィールド」として使用されている南豊ヶ丘小学校の法面管理のことに加え、周囲に植えてあった桜の木(約30本)のことが話題に上っていましたが、桜の木が一斉に立ち枯れしていることについて「ちゃんと調査してほしい」というのは当然の要望でしょうね。「1本が枯れてしまったというのなら、仕方がないのかな…」と思えるところもあるけれど、「すべてすべてが枯れてしまっていることには納得がいかない、何か理由があるはずだ!」…と全滅してしまった桜の木を見ながら「なぜ?」と。現在、「南豊ヶ丘フィールド」を管理している事業者とも相談しつつ対応していくと思われますが、その現場…確かにひどいんですよね。まずは原因を明らかにしてから今後の対応を進めてほしいものです。「木は一本一本から市民共有の財産」ですから。

「キョロちゃんは見てる」…というように、きっと「南豊ヶ丘フィールド」周辺の方は、あの場所のことを常に気にされているでしょうね。そう思えてなりません。もちろん、学校跡地が利活用されていることは否定しないまでも、やっぱり、大事に使ってほしいですからね。私でさえも、あの場所を通行するときに、やっぱり…お手入れできていない法面など気にしていましたから。

さて、これから、明日の質問の準備をします!