「密」を意識する日常。

週末…お天気にも助けられ、やはり、緩やかに日常が戻っているというのか、お店などでは「ソーシャルディスタンス」を言われなくても、そのことを意識した行動形態になっているというのか…お店の会計のレジのところでも前の人と距離を開けて並ぶというのが奇異でもなく、珍しくもなく当たり前のような感じになってきました。

運動不足にならないようにと、ウォーキングをしています。昨日も多摩東公園へ。昨年一年間は大規模改修中で閉鎖されていましたが、やっと工事完了…というところで、新型コロナウイルスの影響でまだオープンできていません。季節が良くなってきたから…ということだけではないと思いますが、せっかく大規模改修をしたにもかかわらず、とにかく公園の木々というよりか、特に、陸上競技場を取り囲む樹木というのか…鬱蒼としていて何とかならないものかと思っていました。あまりにも背丈が大きくすぎる。特に気になっていたのは駐車場側だったのですが、半分くらいだけ、選定されていて、見通しがすっきり!気持ちまでスッキリします。

この4月から公園もスポーツ施設も含め、指定管理者による管理になっています。その意味では指定管理者による施設管理の「質」がこうしたところでも評価できるような気がしています。「ここに住んでよかったなあ」と思う景色を作っていく…「いいなあ!この場所」と思えるような環境を整えていくことだと思っていますが、見通しが良く広々として、向こうの空が良く見える風景に心が晴れるな!って感じたのでした。

さて、今日は市議会で毎週定例になっている市議会災害対策連絡会でした。会派の代表者で意見交換が行われるのですが、私たち会派は「意見は書面であげる」ということにちょっとこだわっています。一つ一つ、会派内で話し合ってまとめたこと、合意できたことを書面として記録をしておくという意味と考えています。議会事務局長が各代表者からの意見などを要点メモにしてくださっているのですが、わざわざ要点メモにしていただかなくても、意見を書いておけばそのまま伝達できるというのもメリットと考えています。もちろん、これを踏まえ、他の会派の方に「合意できる」「合意できない」と意見を聞きやすいというのもあります。

2020518フェアな市政 新型コロナウイルス感染症対応に関する緊急要望(その4)

内容としては下記の項目。
1. 市独自施策である「ひとり親等への臨時特別給付金」が児童育成手当受給世帯の児童を対象としていることから、それと同等もしくはそれよりも厳しいと推測されるひとり親等世帯以外への児童への支援策を講じてください。

2.就学支援制度により要保護認定をうけている世帯他、学校給食品の代替配布を実施していますが、それよりも学校給食センターを稼働させ、分散登校の時間割の工夫と給食メニューの工夫により、子どもたちの健康と成長を維持できるような対応を進めてください。

3.多摩市ではエコプラザで廃プラスチックの分別作業が行われていますが、作業場所は地下で風通しが悪く、蒸し暑く、密の状況です。作業員の健康を第一に考え、プラスチックごみを例えば10月まで償却に切り替える対策等を早急に検討してください。

4.コロナ感染と自然災害の複合災害に備えた対応を進めてください。特に浸水想定区域、土砂災害警戒区域等の避難については自宅避難では済まないため、避難者を密にしない避難所配置や避難生活の中で感染を防ぐ対応なども含め、早急な対応を進めてください。

5.今年度当初予算に組み込まれた事業で、予定通り取り組めている事業、取り組めていない事業、見直しをしている事業、それぞれについて、現状と見通しを示してください。

来月の6月議会も新型コロナウイルスへの対応を考慮し、3月の時と同様、議会日程も変更して実施する予定です。一般質問も各会派の代表質問という形式になっていくため、会派として協議をすることがますます必要になります。ある意味、他の会派から合意されなかった事項があるとして、それについて会派の代表質問の中に盛り込んでいくとか、工夫ができそうかなと個人的には考えたりしています。

また、今日は市議会としてできることがあるだろう…とも思ったので、議長に下記のことを提案しました。

一 議員報酬を半年間、10%削減すること。

一 政務活動費を半年間、返上すること。

一 今年度の常任委員会の宿泊を伴う視察を中止すること。

一 上記については新型コロナ対策の基金とし、積み立てをすること。

少し言葉というのか表現は練られてないなあと思っているのですが、会派としてもギリギリまで、この内容を議論して、合意した…ということで急ぎ、「私たち市議会の協力」として、新型コロナウイルスの影響を考慮し、その対策の費用の一部…1千万円は捻出したいなと思って考えたことです。他市でも市議会、あるいは首長などが報酬削減などを行ったというニュースが報道されています。

<新型コロナ>議員や首長給与など削減 多摩地域自治体、コロナ対策費に回す

ある意味、首長と足並みを揃えるのかなと思っていたのですが、先週の臨時議会までに協議が整わなかったのか、議会側との調整が行われていた風がなかったので、先に提案してもいいかなと思って、会派の意見として出しました。

 

多摩市情報としては、新型コロナウイルスコールセンターが「平日のみ」となりましたので、お間違いのないようにお願いいたします。

■多摩市新型コロナウイルスコールセンター(5月18日(月曜日)~)

あまり目立つようには掲載されていませんが…ごみのことについても。

■『ごみ・資源物(特に古布)の搬出の抑制をお願いいたします。』

そういえば、郵便局勤務の知り合いから聞いたのですが…週明け月曜日は…メルカリ行列ができて郵便業務が忙しくなるそうです。

私たち議員も「新しい生活様式」なるものを意識した議員活動や議会活動を進めることになるのかもしれませんね。でもそのことで、本来果たすべき役割が低下したといわれないようにしなければならないと思っています。今日は、国会で検察庁法案が見送られたということに、心からホッとホッとしています。信頼できる政治とは何か。そして、信頼できる政治をつくっていくための私たち市民一人ひとりの役割とは何か…そのために「議員」という立場にある私は何ができるのか…そんなことを深く考えさせられます。

新型コロナウイルスの対応については、「気の緩み」が怖いと思っています。ずっと緊張し続けて、外出も自粛し続けてというのもなかなか苦しいというのか、忍耐勝負というところもありますが、でも、やっぱり私たち一人ひとりが地域や社会の構成員であって、私たち一人ひとりが意識的に行動していかなければ、守るものも守れなくなってしまう…ということなのでしょう。引き続き、どうかご協力お願いいたします。