関東地区競艇主催地議会協議会の研修。

関西方面から戻り、また関西方面へ。関東地区競艇主催地議会協議会の役員会で視察研修でした。行先はボートレース住之江とボートピア梅田。住之江の競艇場は以前に足を運んだことがある記憶でしたが、とにかく競艇場というのは広い!…ですので、施設見学をするだけでもかなり歩数を稼げるような感じですね。

三市収益事業組合で協定を主催している江戸川競艇場も広いと思うのですが、他の施設に行くともっと広い気がします。江戸川競艇場がコンパクトに思えますが、それは、江戸川競艇場の場合には周辺の住宅地とかなり近接していることもあり、競艇場の広さというよりも立地の問題かもしれません。個人的に江戸川競艇場にはアートミュージアムがあり、そこは他の競艇場にはない魅力だと勝手に思っておりますし、視察をする際のおすすめポイントです。そして、施設そのものは昭和時代を感じさせるわけですが、建物内はクリーンさを意識し、来場者が快適に過ごせるようになっていると感じています。他競艇場も多くは存じ上げませんが、ファンサービスやファンの獲得のために工夫がされており、住之江競艇場でも家族や友達どうしで楽しむことのできるボックス席なども準備され、女性専用ルームには絵本「いないいないばあ」まで置いてありました。ちょっと私には意外な光景でもありました。

楽しみ方というのは人それぞれとはいえ、やはりギャンブルあることには変わりがありませんし、依存症のことも常に意識しておく必要がある。ギャンブル依存症については、業界全体でも意識的に対応していく方向にはあり、取組みを進めていこうとしているとは思います(例えば…こちら)。よく「依存症」は自己責任…とする考え方も伺いますが、私は自己責任論だけで片付けられないことだと考えています。ゲーム依存症で昼夜逆転してしまう子どもたちの存在を考える時、それを子どもの責任、親の責任として押し込めておいてよいのか?ということにも通じる問題であると思うのです。

公営競技としての競艇…ここを存続させていくとすれば、合わせて、必要な対応と対策が求められていくのだと考えています。

こちら、視察2日目のボートピア梅田1階にあるカフェ。ここだけ切り取れば、ボートピアだとは思えないと思います。おしゃれな空間でした。

 

ビルの外観と入り口。かわいらしいキャラクターのうめぼーが出迎えてくれます。海外からの観光客がふらっとビルの中に入ってくることもあるそうですね。確かに「何をしている場所なんだろう」と見てみたくなるかもしれません。インバウンド…ここについても見込んでいくような方向もあるようですが、今はまだ海外の方をお迎えできる体制にはなっていないようです(言葉の問題が大きい)。

業界全体の売上増が自治体の収入増にもつながるわけなので、私たち公営競技を主催する地方公共団体側もファンの拡大などなど期待する一面もありつつ、先にも書いた通り「依存症問題」に背を向けることもできないのだと思っています。2日間…競艇業界で働く方々にもお目にかかり、来場者の方々へのおもてなしへの努力を感じた時間でもありました。帰り道、厚労省のホームページの情報をチェック。なかなか読み込むのには大変なボリュームですが、きっと私たち公営競技を主催する側としては把握しておくべきことでしょうね。

ここのところ、かなりあちこち出かける用事もあり、移動距離がすごい…。週末もそれなりの予定をこなすことにします。