9月議会 一般質問4日目

ものすごい台風でした。葉っぱ、細いのやら太いのやら、もさもさしているのやら…枝があちこちに散乱していて…。そして、根こそぎ倒れてしまった木々もあったようで…今朝の時点で、議会への報告は20本でした。でも、すっかり枝が折れていて危険だと思われるような木々も目にして。

とは言え、他の所もあるのかな?などと思うと…「地域にだれか、きこりさーん!いますか~!」と叫びたくなる心境でした。こうしたときにも、地域力とか住民の自治力で対応できるとしたら、それは本来は理想なのかもしれませんね・・・とは言え、こうした木1本であっても、多摩市の所有物でありますから…勝手に手出しすることはまかりならないのかもしれません。

さて、今日は一般質問も4日目。質問者5名が全員女性で多摩市ならではのレディースデイでもありました。他の市議会だとなかなかない風景かと思います。折戸議員から始まり、池田議員、岸田議員、本間議員、いぢち議員と、女性の皆さんの質問というのは全体的に「聴きやすい」というのが私の印象です。

本間議員が災害と女性、とりわけトイレ問題について提案などをされていましたが、ココ・・・ホントと外せないというか重要な視点だと思っています。いつ何時、「いざ」という時がやってくるかわからないからこそ備えが必要。トイレ対策についても自宅でも備えをしておかないといけないと思いつつ、我が家もまだ対応できておりません。「食べるのは我慢できても、排せつは我慢できない」という発言をされていたのがとても印象的でした。そのとおりですね。

先週、岩崎議員が「子ども主体の子どもの権利条例」のことを質問されていて、それにも関連するのが本日のいぢち議員の質問。「子どもの権利」をどう考えていくのか、あるいは今日の質問のように「市にとって『子ども』とはどういう存在なのか」という視点。とても大事だなと思います。岩崎議員の質問では「子ども固有の権利」を保障しようとする子ども権利条例と、子どもや若者を支援するための条例制定(市側の示している方向性)とでは立ち位置が違うという話しを何度も繰り返し強調されていましたがすれ違う答弁しかなされなかったですね。。やりとりを聞いていて、「違い」を感じるかどうかが感度の問題とも言えると思いつつ聞いておりました。残念なことです。いぢち議員も「子どもが主体的に考えていく。当事者意識をきちんと持てるように。」と強調されていて、「そうそう!」と思っておりました。

「子ども」という存在をどう社会の中で受け止めていくのか。そのスタンス…その立ち位置。人権感覚をどう持つかの問題なんですが、「子どもは保護するもの。子どもは庇護のもとにある存在…。」という意識がまだまだ根強いですね。もちろん子どもはまだ未熟ですから守るべき存在であるわけですが、しかし、そのこともまた「子どもの権利」を源とするからこそ…という視点が必要不可欠…まだまだその認識は広がっていないと捉えています。だから、「子どもの権利条例」の必要性が認められるのだとも考えております。

昨日、愛宕第4ブロック自治会のお祭りがあり、ご案内をいただいたので…暴風雨が過ぎ去った晴れ間に足を運びました。「親睦と交流」が目的、でも、高齢化が進んでいて、何とか活気を出したいということで、地域の方々が子どもたちやお孫さんにも声をかけ「家族団らん」の場のひとつにもなっているとのことでした。愛宕太鼓のみなさんの演奏、子どもたちも参加をされていて、地域の方々が本当に喜んで、にこにこしておられる姿がありました。議長は他の地域の秋祭りで御神輿を担ぐということでしたが…一瞬の途中抜けをして挨拶だけをされていきました。市長は地域の方と意見交換などされていました。

そんなわけで、今日は市内各神社で開催された秋の例大祭でお忙しかった議員の皆さんも市長もお疲れの様子。そしてまた、朝は台風で公共交通機関がストップしていたこともあり、議会の開会時間も1時間遅らせたのでした。おかげで私たちの会派ではミーティング時間が1時間長くできてよかったと思っております。

明日で一般質問は最終日です。