12月議会 代表者会議

今日は代表者会議でした。私たち市議会として東京都や国に対して提出する意見書(意見というのか、「陳情」みたいなもの)について、各会派からの提案をみんなで吟味しながら、調整を行うというもの。

どんな提案がされているのかなど、代表者会議の日程表を見ればわかるのですが、市議会のホームページには代表者会議と議会運営委員会の議事次第については掲載されていないようです…。結果的には公明党会派が提案をされた「「無国籍問題の解消を求める意見書」と「義援金差押禁止法の恒久化を求める意見書」の2つの意見書を出すことで調整が整いました。多摩市議会の場合、「全会派一致」ルールになっているため、どこか1つの会派でも「この内容では意見を出すことはできない」と反対すれば、市議会としての意見書提出には至らないのです。

この代表者会議での意見交換は各会派のスタンスがとてもよくわかるものであって、議長の私が口を挟むことはなく、副議長とともに同席しているだけなのですが、とても勉強になります。

例えば、「幼児教育と保育の無償化を求める意見書」を出したいとする共産党会派に対し、「消費税に反対をされているのに、その財源のことについては言及されていないわけであって、どうお考えか?」と自民党会派が意見を述べるというような感じです。あるいは公明党会派が提案をした「Society5.0時代に向けた学校教育環境の整備を求める意見書」に対し、共産党会派が「学校現場と企業などとの協働により・・・・」教育環境の質的向上を図るとするところに疑義を述べたり…。

政党会派の場合には、各地方議会に所属の議員に対して「意見書案ひな形」を示し、「ぜひ、各地から意見書を上げてほしい。そのための努力をしてほしい。」と協力依頼というのか指令が発せられる感じですね。私も経験があります…。

いずれにせよ、代表者会議での意見交換は各会派の政党色が発揮されるという意味でも意外と面白いかもしれません。平素の議会ではそれほど「政党色」の発揮を感じないのですが。

明日は議会運営委員会。それほど重たい案件が予定されているとは思えないのですが、4月の改選を控えて、次期の市議会に対して申し送りするべき事項などの整理をしていかなければならないなど・・・やることがたくさんあります。一つひとつ、とりあえずやり残しがないようにリストアップしておかないと忘れてしまいそう・・・。

年末年始の予定をチェックすると、「空きがない」くらいに、いろんな予定が入ってきてる。優先すべきは「公務」ということで、自分の活動はやっぱり後回しですね…。