秋は全国地方議会いずれも行政視察のシーズン。多摩市議会でも総務常任委員会、健康福祉常任委員会、生活環境常任委員会が出張中なので随行している職員さんが不在、議員も不在…留守を預かる事務局もひっそりしております。
とは言え、逆に…こちらも視察対応ということで、今日は福岡県大川市議会の文教厚生委員会のみなさんが「多摩市版地域包括ケアシステムについて」について学びにいらっしゃいました。文教厚生…ということは、教育分野と福祉分野を共に所管している委員会となるのでしょうか?議員さんたち、勉強しなければならない範囲も広いですね。
こちらは高齢支援課長をはじめ、3名の職員さんで対応いたしまして、多摩市の取組みを紹介するとともに質疑応答を受けながら、意見交換をさせていただきました。私も同席させていただいて、一緒にお話を聞かせていただいたのですが、とてもわかりやすい説明でしたし、私も一緒に勉強させていただいて、ありがたかったです。
大川市議会の皆さん、かなり事前に多摩市での取組みについても勉強されておられたようですね。視察に対応していると、それぞれの議会のタイプが見えてきます。それこそ・・・いろんな市議会のタイプがあり。全く事前知識ゼロでいらっしゃるところもあれば、ある程度の事前情報を得たうえで、視察にいらっしゃり質疑や意見を述べて下さるところもあり・・・。大川市議会の皆さんの場合は後者という印象です。また、既に高齢化率34%を超えているということで、高齢化率だけで言えば多摩市よりもポイントが高く、「地域包括ケアシステム」についてもかなり関心も高く、まちの抱える高齢化という課題に向き合い「何とかせな。」という意識が議員の間でも共有されているようでした。
そもそものまちの成立ち、歴史も違いますので、そのままそっくりと多摩市の取組みをまねるということは不可能と思っているのですが、少しでも参考になるところがあったらいいなあと思いました。また、現地視察ということで、急遽ですが「永山モデル」…永山商店街の方にも足を運んでいただくこととなり、中部包括支援センター、福祉亭、ネコサポさんにも対応していただけたようです。高齢福祉課長さんをはじめ、ちょうどお昼休憩に時間がかかってしまうことが分かっていたにもかかわらず、「大丈夫ですよ」・・・と神対応だわ!と心の中では思っていました。ありがたいです。せっかく遠いところからはるばるいらしていただいたことを思うと「おもてなし」の心でお迎えすることは当然ですが、「多摩市に行ってよかった。」と多摩市行政に対し、好印象をお持ちになってお帰りいただき、満足度高い視察時間を過ごしていただけることが一番!そのためには、多摩市役所職員さんの応対ぶり等も問われます。特に資料が「わかりやすいかどうか」というのも重要だったり。
そんなことで、明日は「多摩市議会の議会運営」ということで、奈良県の大和高田市議会さんからの視察。こちらは飯島議員と一緒に対応します。
今日は来客が続いたのですが、三重県松阪市議会の楠谷さゆり議員がわざわざお運びくださいました。私が7月に出させていただいたパネルディスカッションをご覧いただき、「印象深かった」とのことで、ホントにわざわざ会いにいらして下さったのです。2時間ほど、議会運営のこと等などかなりツッコミ、胸襟開いた意見交換でして…さすが女子同志、話し始めたら止まらずに、まだまだずーっと話をしていたかったくらい楽しかったです。
そして…。今日は大川市議会の皆さん、そして楠谷議員に共通して言われたことですが、「どうして、こんな不便なところに市役所があるんですか?」って。
吹き出しそうになりました。同日に同じことを言われるなんて!!!…交通の便で言えば、ホント…不便すぎますよね。いまやミニバスも通らないですしね。「市民は市役所になんてほとんど行かない。」なんておっしゃる方もおられますし、私も議員でなければよほどのことない限り市役所には足を運ばないと思いますね。「でも・・・ね」・・・って感じですね。これについては思うところ、いろいろありますが、あえて書きません(笑)