「議会探検」やります!…若者プロジェクト

この写真は福島に行ったときに掲示をしてあってとても印象的だったもの。「少しずつでも、しっかり前に進む」・・・心がけたいことでもあります。決して、後退はしないという意味で。

市議会は定例会が終わっても休む暇がなく、決算審査が行われる9月に向けた準備など等…各常任委員会の活動がかなり活発です。今日は子ども教育常任委員会も勉強会をしており、生活環境常任委員会は小金井市まで視察へ行き、あと、それぞれ議員の皆さん、議会へいらして、打合せなどされていました。

私は今日は多摩市老人クラブ連合会の芸能大会の開会式に出席してから、子ども教育常任委員会の勉強会に合流するという…うっかりしていて委員会の勉強会の日程と「出席」で返事をしていた議長公務のスケジュール管理とがちぐはぐになってしまったのが大いなる反省点です。副議長に開会式に出席してもらおうと思っていたら、副議長にも委員会視察が入っていたという…。

「え?委員会優先じゃないの?」と思われるかもしれないのですが、実は、今日の委員会の「勉強会」というのは、決算審査で実施する「議会における施策評価」の事前準備という位置づけ。そもそも議長は「決算審査には加わらない(特別委員会の戦力外)」。つまり、決算審査で施策評価を実施するときには「委員会」が(便宜的に)「分科会」に名前を変えるわけなので、本来、議長は、決算審査の「分科会」のメンバーにはなり得ないというわけです。

ということで、今日は「出席」で返事をしてしまった開会式の方に出席することになったとは言え、「分科会」で施策評価をするときのテーマ(今回は「子どものよりよい育ちと就学を支援するために」)をもとにして、秋に行う委員会視察なども実施することになっていて、「分科会活動」と「委員会活動」が実は切っても切り離せない関係性にあったり。なので、議長という立場でも分科会活動に何となく参加をしているというか、同席をしているという感じです。この立ち位置はとても不思議なのです。同じく、決算審査には加わらない監査委員の場合も同様で、たまたま子ども教育常任委員会では監査委員の橋本議員もご一緒なのですが、なかなか立ち位置微妙な感じで分科会活動には加わっていたりします。

さて、春の議会と市民との意見交換会で「若い世代への主権者教育に力を入れて取り組むべき」という市民の声をいただき、それをカタチにすべく早速取り組んでおります。議会運営委員会の1期生3名、飯島議員、大隈議員、本間議員の3名が中心になって企画を進めているのですが、かなり機動力があり、トントン拍子に話しが進んでおります。7月に入ってすぐ、教育委員会との意見交換会を行い、その場で「小学生を対象にした議会見学会をやってみよう!」ということで、協力を得られることとなり、急いで告知チラシを作成…たま広報での告知記事の掲載にも協力が得られ、すでに校長会にも3名の議員が直接出向いて学校を通じた告知チラシの配布を依頼するなど、ここ10日間ほどの間で目まぐるしく動いております。

そして、今日…学校で配布した告知チラシの成果!…すでに7名ほどからの申し込みが来ております。議場のキャパシティなどを考え、今回は定員を先着20名としておりまして、さて、どうなるやら?「議会探検」と銘打った議会見学会のPRポイントは「自由研究にも役立つよ!」ということなので、コンテンツを考えなければなりません。事務局の職員も含め、参加してくれた子どもたちがより関心を持ち、さらに興味を持ってくれるようなナカミにしないと…と童心を思い出しつつ、議論を進めています。しかし、昭和頭だと限界があるかもしれませんが…。議員が活用しているタブレットなどの操作も入れてあげるといいかなあなんて思ったりもしております。ちなみに開催するのは8月20日の午前中です。記念すべき第1回目になるので、緊張感もありますが、新しい取組みを進めていく原動力・・・やっぱり1期生の力って大きいなあと思いながら、自分自身の初心を思い出させてもらっているというのが私。

もともと私は「18歳選挙権の引き下げ」の活動などにもちょっとだけ首を突っ込んでいたこともあり、子どもたちへの主権者教育、模擬投票などの活動をどうやって広げて行ったらいいのか?…若い時分はもっともっと関心を持っていたことを思い出しまして。その意味で、こうして法環境の変化も後押しする中で、取組みが進んでいくことはうれしいことです。議会事務局もしっかり支えてくれているのもありがたい。かつて・・・とは言いませんが、何か新しいことをやろうとすると「やりたくない」オーラを発するような時代もあったわけですが、その時代のことを思い出すと、議会事務局全体もとても前向きになっていると思うのでした。議会事務局の職員のみなさんを見ていると「まだ、もう少し余力あるのでは?」と日々…議長室から様子を眺めている私でした。

明日は議会運営委員会があり、一週間ほど前に…決まったのが全国市議会議長会の会長さんである札幌市議会の山田議長が「多摩市の高齢化関連施策」について視察にいらっしゃるという…それへの対応。突然の来訪に戸惑っておりますが、健康まちづくり政策監の安里さんにもご対応いただけるように調整できたのでホッとしております。とりあえず私も、なぜわざわざ会長が多摩市までお越しになるのか?を考えてみたりしております…。