今日はいつもどおり永山駅の遊説からの今週がスタート。その後、子ども教育常任委員会の集まりがあり、午前中いっぱいは情報交換など。既に9月に行われる決算特別委員会に向けて取り組む「議会による施策評価」のテーマをどうするか?についても検討中です。議長の私は、予算決算特別委員会のメンバーから除外されているのですが、施策評価については…事前の調査などには加わり、多少の意見は述べることも可能です…。何となく、方向性も決まりそう。
午後は余裕があったので、拓殖大学の授業に伺った際に学生さんたちに書いていただいた感想を読みながら、コメントを書き。みなさんが一生懸命書いてくださった感想ですので、心を込めてお返事をしようと思うと、意外と時間がかかります。そしてまた、パソコンで物書きするのとは異なり、ボールペンを使うというのは最近はとても慣れない…指が疲れるんですよね。
しかし、つくづく地方政治の仕組みは知られていないのだなあ…って思います。そして、もちろん政治に対する関心についてもものすごく低い。うれしいことは(私を見て)「議員のイメージが変わった」と言ってくれることですね。でも、私のみならず、私の周りにはいわゆる「議員像」をいい意味で崩してくれるような若手議員はたくさんいます。そしてまた、同世代で頑張っている女性議員も多い。国会ばかりでなく、地方議会への注目が高まればよいなあっと思います。
「7040」問題。
少し前から言われるようになっています。「アラフォー・クライシス」・・・たまたま新聞のテレビ欄で目に留まったので録画して、帰宅してから見たのですが、20年前の状況を思い起こしつつ、「うん、わかる」「そうそう」と頷く場面が多かった。今後は「親の介護」問題が、さらにこの世代にはのしかかってくることが目に見えています。やっぱり日本の場合は子育ても介護も、まだまだ家族の負担が大きい。金銭面でも…。他人事とは思えない番組でした。多摩市はこうした問題にどう向き合おうとしているのかなあって思っていたわけですが、そもそも、今までにはあまり意識されてこなかった課題でもあり、状況の把握から始めることが大切かもしれません。実は、とてもとても困っているのに声を上げることができない人の方が多い…私たちの仕事はそのことを前提にして取組むことが重要だと常日頃から考えていますし、勇気を出して相談に来て下さった皆さんや困りごとをぽろっと話してくださる方からも感じていることです。やっぱり役所はハードルが高い、議会はもっとハードルが高い…そんな状況を変えていくためにも、大学生の授業にこんな私でも登場することは少しは意味があるかもしれませんね。
小中学校の入学式やら卒業式やら等など…で来賓で議員が紹介されるだけでは、いつまでたっても「(何となく)エライ」という位置づけから一抜けすることは難しい…本当は市議会がもっともっと小学生や中学生向きに「地方政治の仕組み」みたいな出張授業をするとか、できるといいのですが。政党色やらイデオロギーやらを学校教育に持ち込まれることを危惧しすぎるのもわからないわけではありませんが、正直…それは議員のことをあまりよくご存知でない意識であるとも思います。なぜなら、私たち議員一人一人にも「マナー」があるわけで、場所をわきまえて話すことは当然のことなんですよね。しかも「議員個人」ではなく「市議会」として取組むともなれば、さらに「場所のわきまえ」が意識されるに違いないのです。ということで、多摩市内の小中学校が「地域理解授業」を進め、「主権者教育」という今、求められる最重要課題に向き合うとするならば、きっと「多摩市議会」にお声がかかることもあるでしょう。まあ、あとは学校のセンスとそれを認める市の教育委員会の考え方ですね。市教育委員会が市議会をどのくらい信頼しているのか?についても測る指標になるのでは?とも思っています。
それにしてもアラフォー・クライシス。これは無視できない社会の大問題。こうした問題に対してきちんと向き合う政治をつくるためにも同世代を含め若い世代がもっと現実を受け止めた上で…政治選択をしていくことも必要ですね。