民主党時代からご縁のある豊島区議の永野裕子さんが豊島区議会事務局を通じて実施をした議員在任中に出産をした地方議員に対する調査をきっかけに「出産議員ネットワーク」の発足総会があり、参加をしてまいりました。昨年暮れから、調査結果から指名が分かった方を対象に呼びかけをし、準備会を開催してきたようです。私の場合はいろいろめぐりめぐって、お声かけをいただいた感じです。ゆるやかなネットワークということなので、何か私の経験でもお役に立つことがあればいいなと思っています。
私が出産した頃と比べると、20代や30代の女性議員も増えており、議員任期中に出産するというのも「想定外」にしてはいられない・・・と思います。でも、それはもしかすると比較的都市部の場合…なのかなあとも思います。永野区議の調査結果によれば、約9割の地方議会には該当者がいないということ。何しろ全国見渡せば、まだまだ女性議員が一人もいない議会もあるわけですし、女性がいたとしても子育てがひと段落してから議員になったという場合の方が多く、そもそも「子育て真っ最中」で「子育てに格闘する議員」の存在の方がまだまだ珍しいのかもしれません。
いろいろ過ぎ去ってしまえば忘れていることもありますが、産休や育休は「無くて当たり前」で出産して1か月半後からは普通に議会に出席していたことから始まり、まあ、結構大変だったなと。保育園に入所するときの就労証明書をどうするのか?という話しも…議員は「非常勤特別職」であって、「常勤」ではないため、どう取り扱うのか?…なんてこともあったなと思い出します。でも、多摩市議会の場合は、やっぱり女性議員も比較的多いこともあり、対応は「やさしい」感じがします。男性議員の理解も進んでいる感じ。他市の話を少し聞きましたけれど、「ええっ!」と思うような無理解な発言などされる方もいらっしゃるようで…。
「女性のライフステージであたりまえに起こりうる妊娠・出産についても必要な環境整備を」
というのはその通りであり、妊娠中であれば身体を休めるところが欲しかったり、あるいは乳腺炎にならないように搾乳しなければならない場合…どうするのか?とか、ハードもソフトも双方でまだまだ環境は整っていないのが現実ですね。私も搾乳する場所がなく苦労しまして、いつもトイレで搾乳するという…「衛生的にどうなの?」と思いながらやっていたことを思い出します。
そんなわけで、私は総会だけ出席して、その後に行われたパネルディスカッションには参加できなかったのですが、その模様が取材されていますのでリンクを貼っておきます。全国各地で子育てと格闘しながら議員活動をしている素敵なママ議員とつながれることがうれしい。いろいろ情報交換できたらなあって思っております。