本日は日野法人会の新春講演会、賀詞交歓会へ行ってまいりました。日野市、多摩市、稲城市に拠点をお持ちの経営者の皆さんで組織する団体です。市議会では池田けい子議員、飯島文彦議員は賛助会員になったとのこと、会場でお会いしました。新春講演会では元朝日新聞の編集者である萩谷順氏が講演されていたのですが、「経済成長の鍵を握るのは『労働生産性』をあげること」とジャーナリストらしい視点で最後のまとめをされていました。これを現場で具体的に取り組んでいくことがとても難しいからこそ悩みは深いわけでして・・・。好事例等があれば紹介して欲しかったですね。少し物足りない内容…という印象でした。
賀詞交歓会のあいさつで、会長さんが「会員の増強が課題」とおっしゃっていたのが印象深かったです。「次世代をつないでいく」というのは、簡単なようで難しい。以前、とある場所で「子や孫に継がせようとは思っていない」とポツリ洩らされていた方の言葉を思い出すわけです。
何と言うか…萩谷氏の講演内容を借りるなら「子や孫の時代がどんどん貧しくなっていくことへの不安」は「漠」として抱えている誰しもの思い。2020年東京オリンピックと言っても、一生懸命明るい方向、経済成長を後押しする好材料だと表では言われているものの、心のどこかでは「オリンピックが終わったその後」に想いを至らしめる時、やっぱり不安を拭えるだけの状況とは言えないでしょうね。経済成長とか経済発展が、多摩市レベルで地域経済の好循環につながらないかぎり、恩恵受けない地域はますます疲弊するだけかなとか思ったりします。「商い」のことを考え、「生きる死ぬ」に必死に向き合っている経営者の方々からお話を伺うといろいろ勉強になりますね。
中小企業や中小事業者のバックアックをするというのもまた、言葉でいうほどに容易いことではありませんが、ロボット、AIにはできないこと、言ってみれば「人間技」でしかやれないことは大企業ではなく、むしろ「中小」ではないかなと思うこともあります。これから時代が大きく変わっていくなかで、将来を見据えて事業を育成するとか、何かできることありそうですね。
知る人ぞ知る…明日、多摩市議会のパルテノン多摩の特別委員会では「意見交換会」を実施します。この件、「たま広報」に掲載されていないこと自体に問題があると指摘されております。出来る限りでの告知活動をしているとはいえ、やっぱり不十分と言われると、なかなか返す言葉がない現実なのですが、他の議員の皆さんはどう考えておられるのでしょう。個人的には「議会も少し性急かな」とは思っていますが。