健幸まちづくりシンポジウム

今年度の「健幸まちづくり」事業で一番の目玉かな?と思われるのが本日開催されたシンポジウム。多摩大学学長の寺島実郎さん、順天堂大学教授で「がん哲学外来」を提唱されている樋野興夫さんの基調講演があり、そして、地域の医療関係者が集まるパネルディスカッションが行われました。

忘れてはならないのは、パルテノン多摩の指定管理者である多摩市文化振興財団と共催でしたので、途中で休憩がてら(休憩にはならなかったけれど)ミニコンサートも。私が大好きな「カノン」が演奏されたので、もう満足!

とにもかくにも盛りだくさんの内容でしたので、基調講演もパネルディスカッションも「もう少し深く聞きたい」と思えるちょうどいい頃合いで終了してしまうという残念も感じた一方、見方を変えれば、先生方のお話にはそれぞれに問題提起がされていたので、あとは「自分で考え、深める」が「健幸まちづくりなのかもね?」とか思うことにしました。フロアからの質疑や意見の時間も聴きたかったなあ。

個人的には「病気はなっても病人にはならない」という樋野先生の言葉が印象的でした。

また、こちらも樋野先生の「つもりちがい十ヶ条」…先生の言うように「トイレに貼っておきたい」ですね。

一、高いつもりで 低いのが 教養
一、低いつもりで 高いのが 気位
一、深いつもりで 浅いのが 知識
一、浅いつもりで 深いのが 欲望
一、厚いつもりで 薄いのが 人情
一、薄いつもりで 厚いのが 面皮
一、強いつもりで 弱いのが 根性
一、弱いつもりで 強いのが 自我
一、多いつもりで 少いのが 分別
一、少いつもりで 多いのが 無駄

いい話がてんこ盛りでしたが、特にコレについては、書きとめておかねばと思ったことでした。それから、市長が最後を締めくくる挨拶で、やたらと強調し、宣伝していましたが、ぜひお時間あればパルテノン多摩で14日まで開催されている地図展へ!

 

☆何事も「心のもちよう」…「病は気から」…☆