9月定例会 一般質問4日目

これは、パルンくんとテノンちゃん。知る人ぞ知るキャラクターなのですが、生存しているのかしら?パルテノン多摩にいるらしいです。先日、多摩市のシティセールスに関して議員に対するアンケートがありましたが、「多摩市の知っているキャラクター」についてこのお二方は名前すらあがっていなくて残念でした。

さて、一般質問4日目。橋本由美子議員からの質問はいつもながらとても勉強になりました。子どもの貧困問題、あるいは道徳の教科化に関すること…小中学校についてはチーム学校として機能させていくための東京都の方向性に対する疑義を指摘…学校事務について共同実施する方針で、今回補正予算でも多摩市教委も導入に向けてのコンサル費用が提案される予定です。東京都の方向性ですから、従わざるを得ないのだと思っています・・・・。小池都知事もその方向を指示なさっているということでしょう。子どもたちの学び舎がもっと良くなるための方向・・・チーム学校をつくるための方向、現場の声はどう都知事に届いているのかなと思ったりします。

それはさておき。

「道徳の教科化」のところで橋本さんが指摘をされていた、図書館における教科書採択前の市民閲覧のこと。採択にあたっては市民の意見も募集するのが手続です。そのために各教科書会社作成の教科書が図書館で閲覧でき、意見を出すことができます。以前、市民閲覧に関して、「閲覧はできるけれど、意見を書くことのできる環境が整っていない。」と指摘されていたのに、改善されていなかったようです。確かに教科書は並んでいても、じっくり見比べることのできる場所の確保。意見を書くことのできるテーブルとイス…必要ですよね。今回もその環境が整っていなかったとのこと。前も橋本さんに指摘をされて、今回もまた・・・・。

申し送りがされていなかったのかもしれませんが、誰が聞いても、「そりゃそうだよな。」と思える指摘についてはぜひすぐにでも改善してもらいたいですね。これはパブリックコメントの募集でも同じことが言えるのですが、結構分厚い計画書などカッチリしたものの場合には、読み込むために時間もかかりますし、最近は概要版も出していますが、やっぱり概要版だけではわからないともなると、閲覧をして、じっくり意見を書きたいという人も中にはいるでしょう・・・・・ということを想定した環境整備は大切。

それにしても「考える力、議論する力」を養うことを重視する「道徳」になっていくそうですが、「大人の押しつけがましい」発想で授業が展開されることだけは回避したいものです。

 

押し付けがましくならず・・・に関しては、全国的にも大ブームの「若者参加」に関しても同じことが言えそうです。若い人たちの自由な発想で、アイデアでまちを元気にしてもらいたい・・・という願いとそれを具現化する方策はただいま検討中・・・のようですね。多摩市の若者会議にていろいろ構想されていくようですが、必要な拠点づくりのことも考えたいそうです。フューチャーセンターみたいな発想ですかね…。拠点を作ればそこを運営する人も必要というか管理者も必要になってきて・・・実はそんなに簡単とも思えません。とは言え、若い人たちが活躍できる場があるというのはうれしいこと。見守っていこうと思います。

 

今、多摩市役所も組織の新陳代謝と言うか、ニュータウン造成時代を知らない世代も増えてきました。次の世代に仕事をどう引き継いでいくかは課題になっていくことでしょう。増田議員の質問で、「地域の自治会との取り決め」の確認がされていましたが、「口頭」でのやりとりで書面には残していないということが、後々の地域住民と行政との間でトラブルになることもあるでしょう。行政側は担当者も変わっていきますから、大事なことを言い忘れたり、申し伝えるのを忘れたり…ということで次の世代が辛い思いをしないように、ぜひ、記憶を書き留めて、仕事をつないでいってほしいなと思いました。

 

ようやく明日は一般質問の最終日です。イントネーションが気になると指摘されましたので、明日からなおさないとな…と家で練習。