9月定例会 一般質問2日目

今朝は定例の永山駅での遊説終了後、議会へ。そして、早朝からうれしい来客!橋本由美子議員のところで1年間ホームスティをするというアメリカからの女子学生です。とてもかわいらしくって!橋本議員はいつも世界各国から日本語を学びに来る子どもたちの受入れをされていて、素敵だなあと思います。憧れます…。しかし、私は髪の色、眼の色が異なる方々を見るととても緊張して、会話が出てきません。たまたま居合わせて大野議員は英語で何やら会話をし、議会事務局長もご自身のことを英語にてPRされておりました。

今日は議会初日に引き続く、一般質問でした。小林憲一議員、大くま真一議員、折戸小夜子議員、板橋しげる議員、三階道雄副議長の順番。どの質問にも「なるほど」と思えるところが多かった。どの意見に対しても、真摯に耳を傾けて、誠意をもって答弁しようとする部長さんたちを見ていると、時代は変わったというか、私が議員になった頃から比べると、部長さんたちも真面目と言うか、「適当な言い逃れ」をしようという人が少なくなったというか…とてもいい傾向だと思っております。

ただ、議員の発言に対してははっきりと拒否してはならぬ…というか、対応できないこと等に対してはやんわりとお断りを表明するような答弁になるわけで、それが、どうもまどろっこしいというか、無駄に説明が長いというか…。「できないなら、できない」って言う方がわかりやすくてよっぽどいいのに…と思ってしまいます。「やりたくない」ではなくて、「できない」というならば…。やるのかやらないのか、できるのかできないのか…とすごくあいまいな感じが、議長席で質問答弁のやり取りを聞いていて、最もストレスとなります。

さて、週末もいろいろ行事などに参加してまいりました。議長公務で初参加の多摩市ラグビーフットボール協会の競技大会は陸上競技場で。この場所を利用するのはこの日限りだとも伺ったのですが、「このすばらしい場所でプレーできるのは最高!」と芝生を褒めていただきました。日常管理は東京ヴェルディさんにお願いしておりますが、裸足で走ると気持ちがよさそう!と思いました。

2019年ラグビーワールドカップを前にして、ラグビー人口は増えているのかしら?

同席して私より先に挨拶をされた市長は「昨年よりも参加者が増えていますね。」っておっしゃっていましたが、実際のところどうなんでしょう?幼児からシニア部門までとそれぞれに試合が行われました。私は次の予定があったので1時間ほどしか滞在できませんでしたが、幼稚園児たちが自分の顔よりも大きいのボールを持って奪い合ったり、大事に抱えてトライをめざして走る姿がかわいすぎてかわいすぎて、試合を眺めているだけで楽しくて飽きることがありませんでした。

会長副会長さんたちは、参加している子どもを小さな時からご存じで(って既にかつての教え子たちは立派な大人となり、今はまた子どもたちを指導していたりする)、一人ひとりの育ちを温かく見守っている様子。我が子以外の子どもの成長を見守れることって大切ですし、ありがたいことですね。たまたま「ラグビー」だったのかもしれませんが、こうした「何か」をきっかけにして、一緒に育っていける場があることは子どもたちにとってもきっと幸せなことで、財産になっていくことだと感じます。

そんなことでラグビーを見ながら、色んな事考えたのですが、もう一つはご当地陸上競技場も改修工事に入るんだよなあ…そして隣にある武道館もだよなあ…と思い始め…「私たちはこれから何をどう維持していくんだろう(遠い目)」とちょっぴりため息。今日は三階副議長の質問の中で、スポーツ施設などについて(市内公園内にはサッカー場、野球場、テニスコート・・・・など)も今後の改修や管理計画があるのか?ないなら策定すべきではないか?必要ではないか?と趣旨の質問していたけれど、ホント、そのとおりであって、結局のところ多摩市にはスポーツ振興を支えていくための条例とか計画が存在せず(この件、大野議員や飯島議員も後からの一般質問で指摘する事項かなと思いますが)。一心不乱とまでは言わないまでも、とにもかくにも必要と思われる施設を建設したり、整備するためにはどんどんお金もかけ、そして充実もさせてきて…でも一呼吸おいて振返ってみると、それを支えていく理念とか考え方の柱、土台がしっかりしていなかったのでは?と不安になってしまうような(と関係者からも指摘されている)。

ホットな話題と言えばパルテノン多摩だけれど、スポーツ施設も忘れないで…というご意見は結構、あちこちで聞かれることです。このあたり、私たち議会でも気に留めておくべきことですね。パルテノン多摩で言えば、文化を振興するための土台となる考え方が見当たらないと言われますが、スポーツ振興についても全く同じことが言えそう。

いろいろな意味で考えどき。もちろん、今までも決して考えていなかったわけではないけれど、やっぱり、すごく「今」…問われている感じがします。これから私たちのまちはどこに向かっていくのか?どんな方向に歩んでいくのか?・・・・いつまでも議論がつきない堂々巡りになってしまいそうですが、それでも議論を避けて通ることはできないはず。「お金お金と言うな!」と怒られそうですが、やっぱり私は「お金」のことを考えてしまいます。無い袖は振れないから。副市長は多摩市は財政的には優良自治体で、多摩市が大変だと言うなら、他の自治体はもっともっと大変だとおっしゃっていました。でも、「だから大丈夫」とはならないはずなので。

それにしても、三階副議長が指摘をするように多摩市のオリンピック・パラリンピック推進に関わるページはずいぶんと質素ですね…。これからの充実に期待しましょう!明日も一般質問が続きます。