日間限定でのイベント。サマーナイトライブラリーに行ってきました!昨日も開催していたわけですが、昨日はすっかり八角堂に滞在するだけで終わってしまい、豊ヶ丘図書館まで足を運べなかったため。
これは「多摩ニュータウン南側プロジェクト」という首都大学東京の学生の皆さんによる取組みの一貫らしい。図書館の新しい可能性を見出す意味で、とても興味深い取組みだと思いましたが、集客は今一歩・・・・。昨日はモイベーカリーさんのパーティと合わせてにぎわっていたそうです。たぶん、もっと上手に宣伝すれば人も来ると思いました。
こんな感じで道路に「好きな一節」や「お気に入りの一文」をペイントしてみたり、
これは「絵本の中に飛び込んじゃおう!」というプロジェクト…歩道橋の下におしゃれな一角ががあって、通行する人が多かったら人目を引くだろうな。ちょっとおしゃれな感じ。他にも大きな折り紙を楽しめるコーナーなども。
…とりあえず、この場所でなんか「実験」しているんだなという受け止めなんですが、その中で図書館が協力している…しかも、いつもの閉館時間を延長しているので、その意気込み?に「イイネ♪」と思います。
図書館内では夕刻から…二つの催し。大人の読み聞かせは朗読ボランティアの方。そしてもう一つは、大人も子どもも一緒に楽しめる絵本スライドの上映会は図書館職員さんの朗読で「ブレーメンの音楽隊」でした。スライドの上映は「きつねの幻灯会」みたいな雰囲気もありました。窓の外は日も暮れていたからかもしれません。
そしていつもは閉鎖されている屋上も開放。屋上には涼しい風にあたりながら(蚊取り線香必須ですが)、読書できるテーブルもあって、こちらもいい感じ。少子化が進んでいるとはいえ、この地域にも住んでいる子どもたちはいて、そして絵本スライドの上映会には食い入るようにいていたのが印象的でした。上映会が終わったら、屋上に出て、大きく空を見上げる子どもの背中がかわいかったです。きっと、あの子はこの場所が好きになっただろうなあ…って勝手に思いましたが、地域の人にとって「この場所はどんな場所?」を考えさせられたひとときでした。
豊ヶ丘図書館のある複合施設は「公共施設の見直し方針と行動プログラム」において「廃止」方向が示され、地域の方の反対の陳情が議会でも採択されています。個人的には施設そのものが老朽化しており、このままで良いと言い切ることはできません。地域をどうしていくか?将来にわたっての具体像を市民と協議していくことが必要でしょう。
今宵の八角堂もぽかぽかしている感じでした。昼下がりに「子ども被爆地派遣事業」で広島に行ってきた子どもたちの報告会がベルブホールで行われていたので見てまいりました。「毎日笑顔でいられることが平和」と述べていた子どもの気づきに「そうだよなあ」と思います。八角堂から漏れる穏やかな光に平和だなと思いました。何気ない日常…いつもどおりの毎日…ありがたいことです。
せっかく図書館に行ったので、大好きなリンドグレーンの作品を借りてきました。子どもの頃、市役所の隣にあった図書館で「やかまし村の子どもたち」シリーズが大好きすぎて何度も何度も借りていました。今日は「やかまし村」ではなく「おもしろ荘」の方を借りてきたので、久しぶりに仕事を離れた読書をしようと思います。
サマーナイトライブラリーは来年もやるのかなあ?